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名鉄百貨店が「防災フェア」 車いすけん引や段ボールベッド組み立て体験も

名鉄百貨店本店メンズ館1階に設置した防災に関するアイテムを特集したコーナー

名鉄百貨店本店メンズ館1階に設置した防災に関するアイテムを特集したコーナー

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 名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)の「防災フェア」が8月21日、同店各階で始まった。

防災コーナーに展示した段ボール組み立て式のベッドやトイレ、テーブルなど

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 2016(平成28)年に始まった同フェア。今年は同店メンズ館1階に防災に関するアイテムを特集した防災コーナーを設置。防災に関する資格や知識を持った社員が常駐して約25アイテムを販売する。コーナーの一角には、車いすを引いて移動することができる着脱型のけん引装置や、段ボールでできた組み立て式のベッドやトイレ、テーブル、壁状の囲いを展示販売する。

 販売するのは、防災リュック(容量=20リットル)に車のドアにかけられる防虫ネットやマグネットカーテン、着圧ソックス、エアーマットなどを詰めた車中泊避難を想定しての防災セット(2万2,000円)や、防災リュック(容量=10リットル)入りの女性用・乳幼児用車載防災セット、携帯トイレやレスキューシートなど8点入りでコンパクトさが特長のセット(3,850円)、4人用3日分の非常食セット(1万3,500円)など。紙素材と不織布でできた使い捨ての下着なども販売する。

 「非常食に特化した物や女性目線の物、箱にイラストを用いてかわいい見た目にした物、飽きてしまわないように味にバリエーションがある非常食など、付加価値がある防災アイテムが並ぶ」と同店営業企画室の加藤裕秀さん。広報担当者の上村嘉臣さんは「どの商品も触ってもらえる。セットに自分で必要な物を足して完成させてほしい。備えの重要性を感じてほしい」と話す。

 8月30日~9月1日には、防災アイテム体験会を同店の「ナナちゃん人形」前で初開催。砂利や障害物を置いた地面を着脱型車いすけん引装置を用いて車いすを移動させる体験(10時30分~16時)や、段ボールベッドとトイレの組み立て体験(11時~、14時30分~)を用意する。「車いすを押すのではなく、けん引装置で引くことで段差なども容易に通過できる」と加藤さん。上村さんは「知っているかそうでないか、また体験したことがあるかないかでも大きく違うと思うので、ぜひ体験してほしい」と参加を呼びかける。

 9月3日まで。

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