名鉄百貨店(名古屋市中村区名駅1)が9月18日、オープン70周年を記念して企画した「おせち」商品の予約販売を始めた。
岐阜の料亭が監修する「70周年アニバーサリー和風四段重」の食品サンプル
同店の開業日は12月1日。周年記念おせち商品は2種類を用意し、同店のシンボル「ナナちゃん人形」をモチーフにした70周年マークをふたにデザインした木箱を使う。
「70周年アニバーサリー和洋中二段重」(2万6,000円、2~4人前、150個限定)は、70種類の料理を詰め合わせた商品。同社食品・レストラン営業部シニアバイヤーの小西直人さんが「お薦め」という料理内容は、瀬戸内産レモンを魚のすり身に練り込んだレモンの香りが爽やかな「レモン入り焼きかまぼこ」、弱火で時間をかけて柔らかく煮た「たこ照り焼き」、甘納豆のように甘みが強い「黒豆煮」、アサイーの香りを楽しめて弾力がありつつ舌触りがいい「アサイー風味わらび餅」、名古屋らしい品として用意した「名古屋コーチンウインナー」、イタヤ貝のすり身をテリーヌ仕立てにベーコンで巻いた「イタヤ貝ムースのベーコン巻」など。
「70周年アニバーサリー和風四段重」(3万2,400円、4人前、同)は、魚料理で知られる岐阜の料亭「うを仁(に)」が監修するおせちで、アユや名古屋コーチンなど地元食材を使った料理56品を詰め合わせる。
小西さんは「70周年の記念にふさわしい豪華な内容。販売価格3万円以内で作ろうと企画した『和洋中二段重』は、豪華な見た目と70品のメニューで感謝の気持ちを表現した。一般的な物に比べ箱が大きく豪華に見える。『和風四段重』は魚を主体に作ったおせち」と話す。
このほか、名鉄百貨店の2025年おせちは「ナナちゃん人形」をプリントしたふたのデザインで、めでたさを表現した末広がりの八角形をした容器に詰める7段の「ナナちゃんおせち七段重」(3万円、3~4人前)など、全207種類を用意する。
小西さんは「外商からはすでに8万円、10万円などの高額おせちの事前注文も受けており、例年通り順調な滑り出し」と話す。
おせちの予約受け付けは12月25日まで。受け渡しは12月31日10時~15時。