
「名古屋駅地区打ち水大作戦」が8月5日夕方、「ミッドランドスクエア」(名古屋市中村区名駅4)をはじめとしたビル前で行われた。
今回で10回目となる同イベント。主催は名古屋駅地区街づくり協議会で、2009(平成21)年から環境意識の向上と、地域コミュニティーの形成を目的に毎年開催している(雨天やコロナ禍では中止)。
打ち水を行ったのは、同ビル前のほか、「JPタワー名古屋」「JRゲートタワー」(名駅1)前、「大名古屋ビルヂング」(名駅3)前など5カ所。
当日は、同協議会会員企業の社員や名駅エリアで働くオフィスワーカーら、約500人が参加。同イベントの手拭いを身に着け、歩道に向けて17時に「そーれ」の掛け声で一斉に打ち水を行った。打ち水に使う一部の水は、名古屋市上下水道局から提供された「高度再生水」を活用した。
打ち水後、路面温度は44.5度から38度になった。同協議会事務局の佐伯恵さんは「暑い名古屋だが、特に名古屋駅周辺はビルに囲まれ、緑も少ないので暑いと思う。打ち水で、街ゆく人に涼しげなおもてなしをする。近隣のワーカーが一堂に集まる機会もなかなかないので、一体感も感じてもらえたのでは」と話す。