
名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)で最後の「大北海道の物産と観光展」が10月8日、同店7階催場で始まった。主催は北海道庁で70回目。
にぎわいを見せる名鉄百貨店本店で開催されている「大北海道の物産と観光展」の様子
名古屋駅地区再開発に伴い、2026年2月28日で営業終了する同店で開く最後の物産展。同店広報担当の松井美智留さんは「開店2年目で初開催した物産展も道庁主催の北海道物産展だった。当時は干物や駅弁の『いかめし』など北海道から常温で持ってこられる物や工芸品が多かった」と振り返る。
今回は全56店舗が参加し、14日までは43店舗、15日から最終日までは46店舗が並ぶ。昭和、平成から同展に長く出店している店や人気の商品の店を集めたという。「多聞天」(札幌市)の海鮮弁当「多聞御殿デラックス弁当」(2,808円)、「なると屋」(小樽市)のザンギ(181円)、「あすなろファーミング」(清水町)の「とうもろこしパフェ」(972円、15日から、各日50個限定)など。毎回の同展のメインになるという海鮮弁当は、70回の歴史の中で人気が高かった商品が並ぶという。
会場ではイートインも出店。「四季彩」(釧路市)が提供する海鮮丼(4,400円)や同イベント限定のすしの盛り合わせ「70回 名鉄握り」(5,500円、各日50人前限定)など。ソフトクリームを集めたコーナー「ソフトクリームマルシェ」も展開し、単品販売(各日各100個限定)のほか3種食べ比べセット(数量限定)も用意する。
菓子や箱入りラーメンなどの名産品や、名産品を詰めたセット商品の販売も行う。
「店の人との会話も楽しみながら思い出をつくってもらえれば」と松井さん。「物産展は、若い方など当店を普段利用しているお客さま以外の方もたくさん来てくれる。来年2月の閉店を前に、百貨店内を買い回ってもられれば」とも。
営業時間は10時~19時(最終日は18時まで)。今月21日まで。