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名駅の映画館で「おいしい映画祭」 劇中に登場する「食」テーマに

「おいしい映画祭2025」を紹介するプロデューサーの松岡ひとみさん

「おいしい映画祭2025」を紹介するプロデューサーの松岡ひとみさん

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 映画に登場する「食」をテーマに作品を集めた「おいしい映画祭」が12月6日・7日、名駅の「ミッドランドスクエア シネマ2」(名古屋市中村区名駅4)で開催される。

「おいしい映画祭2025」フライヤー

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 今年で4回目となる同映画祭は、オフィス・シネマレストと中日本興業が主催。コロナ禍で活動が制限された映像クリエーターの支援と映画に登場する「おいしい」に込められた愛情やつながりを伝えることを目的に始まった。オフィス・シネマレスト社長で同祭プロデューサーの松岡ひとみさんによると、映画業界を目指す若手映像作家や現役の製作者が交流できる場を名古屋に設けることを目的に企画したという。

 会期中は、食事や料理の「おいしいシーン」が印象的な映画を、長編6作品、短編5作品上映。テーマは、1日目が「生きること、食への感謝」、2日目が「食と人をつなぐ」。松岡さんは「1日目は、ジビエを扱う作品や食の大切さを伝える内容の作品など、食べることは生きることだと感じてもらえる内容をそろえた。2日目は、多くの人が持っている『いつどこで誰と食べた』という人が関係する食への思い出を感じられる作品を集めた」と話す。

 長編作品上映後には、監督や俳優、脚本家、フードスタイリストらによるトークショーを予定。作品にちなんだ飲食物が当たる抽選会や、「劇中の『おいしい』を再現する」(松岡さん)という飲食物の販売を行う回もある。上映作品は、「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」、小説家・森沢明夫さんの同名作を映画化したラブストーリーで、「なにわ男子」の長尾謙杜さん主演の「おいしくて泣くとき」、2022年の同祭コンペティションで優秀賞を受賞した山本大策監督の初の商業劇場映画で、トルコと日本の外交関係樹立100周年を記念して製作された、富山の名産やトルコ料理が登場する「オンダン ソンラ」など。

 「おいしい」をテーマに募集した短編映画コンペティションに今年は100本以上の応募があり、選出された学生部門の2作品を6日、一般部門の5作品を7日に上映。ドラマ・映画プロデューサー、映画監督、脚本家らの審査員と観客が「おいしい」を基準に投票し、グランプリを決定する。

 料金は、トークショー付き長編作品=2,500円(小中高生は1,500円)、短編作品、コンペティション部門作品=1,500円。

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