名古屋駅前の名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)のシンボルとして親しまれている「ナナちゃん」が12月26日、7種類の同店の歴代包装紙デザインをモチーフにした衣装姿に「変身」した。
映像冒頭には「名鉄百貨店想い出アルバム」との文字がサイネージ衣装に表示
来年2月28日にこれまでの営業を終える同店。今回の装いは、来年1月2日から始まる「名鉄百貨店71年分の感謝祭」第2弾企画となる初売りPRの一環。71年間の感謝の気持ちも込めた。ナナちゃんが着けているのは、サイネージを組み込んだワンピース型の衣装で、それぞれ販売員や来店客の当時の売り場風景写真が映し出された後、各時代の包装紙で包まれていくという内容の約6分間の映像が映し出される。
初売りでは、販売総数1万点の福袋の販売も始まる。目玉商品の一つで名古屋鉄道とのコラボ福袋「ありがとう名鉄百貨店号」は、通常は運行しない特別ルートを、貸し切りで走る「2000系ブルーミュースカイ」に乗車できる。ナナちゃんの妹「ミナちゃん」も乗車する。企画限定の弁当をはじめ、豊橋市の名物「ヤマサのちくわ」詰め合わせや、知立市の藤田屋の「大あんまき」などが付くほか、「71年分の感謝祭」で展開している「歴史展」で展示している歴代衣装をまとったナナちゃんのパネルなど百貨店の所蔵品や名鉄の系統板などが当たる抽選会も行う。価格は1万7,100円で、120袋限定。購入は1人2袋まで。1月2日10時から先着順でオンライン販売する。
このほか、画家・はりたつおさんがタツノコプロとコラボした新作「名鉄沿線風景画」を入れた福袋(1袋限定、2日~5日に店頭応募抽選販売)や、「週刊TVガイド」編集部監修の下、プロカメラマンが撮影した写真を使い、ナナちゃんや館内のスポットと合成してオリジナルポスターを制作できる体験型福袋(20袋限定、2日10時から先着順でウェブ販売)などを用意しする。
同店の初売りは1月2日。10時開店。包装紙デザインの衣装のナナちゃん展示は1月6日まで。