名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)前の巨大マネキン人形「ナナちゃん」が2月18日、「手を振る」演出を始めた。
「71年分の歴史展」会場の壁面いっぱいに掲出されているメッセージ
2月末で営業を終了する同店のPR企画の一環。ナナちゃんは同店の広報部員という位置付けで、季節や企画に応じてさまざまな姿に「変身」し、長年にわたり来街者を楽しませてきたが、今回が広報部員として最後の仕事となる。
ナナちゃんの身を包んだサイネージ衣装には、館内で開催中の企画「71年分の歴史展」で寄せられたメッセージの中から、同店スタッフが選んだ71通を映し出す。幼少期に親や祖父母と訪れた思い出や、待ち合わせ場所として親しまれたエピソード、昔、営業していた「セブン館」に触れる内容などが映し出されている。寄せられたメッセージは現在、想定を上回る約2万2000通に上り、歴史展会場壁面に掲出されている。
ナナちゃんが手を振る演出は今回が初めて。広報担当者の松井美智留さんは「11月26日に閉店に向けた企画『感謝祭』を発表した際は、閉店までまだ先と思っていたが、気付けば残り1週間程度になった。さみしさはあるが、最終日まで変わらず、いつも通り笑顔でお客さまを迎えたい。買い物や食事のほか、思い出を感じにきてほしい」と話す。
手を振る時間は9時~21時の間の毎時7分、17分、27分、37分、47分、57分。約50秒間に7回手を振る。
営業終了後のナナちゃんの扱いは未定となっていたが、管理を引き継ぐ名古屋鉄道が2月10日に当面は現在の場所に存続させる方針を発表した。同社は今後もナナちゃんや「ナナちゃんストリート」を活用した企業広告などの展開は継続するという。一方で、見直しが進められている名古屋駅地区再開発計画と関係する諸計画に応じて、今後の取り扱いを検討していくとしている。妹の「ミナちゃん」の活用や存続については、現時点では未定としている。
手を振るナナちゃんの展示は3月3日まで。