名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)が2月28日、71年にわたる歴史に幕を下ろし、営業を終了した。
最終日は開店前に最後の全店朝礼を実施。犬塚篤史本店長は従業員を前に「皆さまの直向きな姿に何度も勇気づけられた。本当にお疲れさま、本当にありがとう」と感謝を述べたほか、「最後の一日は71年分の感謝を胸に、お客さまや仲間と笑顔で楽しく心に残る時間にしたい。温かく、明るく、安心・安全で、最高の思い出となる一日を皆さまと作りたい。笑顔で締めくくろう」と呼びかけた。
開店を待つ来店客に向けたあいさつでは、案内担当スタッフが最後の営業日であることを伝え、「楽しい思い出となりますように」と語りかけると、来店客から拍手が送られた。
開店時には本館1階正面玄関で、先着2000人にガーベラ1輪を進呈。犬塚本店長らが「ゆっくりお過ごしください」との言葉を添えて手渡した。営業開始後、館内は多くの買い物客でにぎわった。
昨年11月26日から開催してきた「71年分の歴史展」会場では、同店シンボル「ナナちゃん」の頭部と手のレプリカとの記念撮影や、思い出や感謝をつづるメッセージカードの記入などが行われ、来場者が名残を惜しんだ。
そのほか、閉店号外「71年分の感謝」の配布や、従業員の声で思い出や感謝を伝える館内放送、来店客参加型のトークライブ、当日1,000円以上の利用客を対象にした「名鉄百貨店想(おも)い出10景アクリルキーホルダー」進呈企画など、さまざまな閉店企画を展開した。
19時10分からは正面玄関で閉店セレモニーを開いた。石川仁志社長は利用客や関係者に謝意を示し、「本日をもって名鉄百貨店本店の営業を終了する。皆さん、またお会いしましょう。ありがとうございました」とあいさつ。集まった人々の拍手と「ありがとう」の声に包まれながら最後のシャッターが下ろされた。