名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)メンズ館6階リビング特設会場で5月16日から、人の脈拍の波形をサウンド変換したリラクセーションCD「HEARTSHOT(ハートショット)」が販売されている。
「ハートショット」とは、名古屋工業大学の工学部教授が開発した「人体から採取した信号を音楽に変換する技術」(国内特許取得)を利用した商品。インターネット技術の開発などを手がける日本メディアセントラル(中区栄2)が、人の脈の波形をパソコンから採取し、心拍数からリズムを、脈波からメロディーラインを生成してサウンド変換し、自分だけのリラクセーションミュージックをCD化するシステムを開発し、一般向けの販売が実現した。同品は、個人の脈拍リズムから音楽を作成するため、本人が聞くと脳から「アルファ波」が発生し、ストレス解消や集中力、記憶力、発想力アップに効果的と言われており、プロゴルファーやスポーツ選手らの間でも、精神集中に役立つと話題になっている。
同店では、オペレーターが来店客の指先から約30秒脈拍を採取し、直接パソコンに取り込み約5分でCD用サウンドデータに変換。用途に合わせた約10分間のメロディーをCD化して販売する。種類は、ストレスを解消し、休養時に発生する脳波「休息α」「スローα」に効果的な「リラックス」、直感力やひらめきが出る脳波「アイデアα」「ミッドα」に効果的な「発想力」、思考を集中した時に出る脳波「集中α」「ファストα」に効果的な「集中力」の3種類。対象者は、6カ月の幼児から高齢者まで誰でも作成可能で、また対象者2人のサウンドを組み合わせた「ドゥエット」も作成可能。
同店で販売を担当するライフマジックプロデュース(中村区則武1)のセラピーデザイナー、平山さんは「妊婦の方や、受験生を持つ親など、子どものためにと購入していく人も多い。このシステムを広く一般の人に広めていきたい」と話している。価格は、1枚3,800円。販売は6月17日まで。