JR東海は7月1日、JR名古屋駅新幹線ホームで新型車両「N700系 のぞみ100号」の出発式を行った。
「N700系」は、JR東海とJR西日本が共同開発した東海道・三陽新幹線の新型車両。新幹線の初代車両「0系」から数えて5代目となる。出発式には、JR東海の石塚正孝副社長ら6人が出席。石塚副社長は「N700系は、約20年間かけて技術開発を行ってきた努力の集大成とも言える車両。電力消費量削減や、『車体傾斜システム』導入で時間短縮などを実現したN700系に期待してほしい。一人でも多くの人に利用していただけるよう願っている」と挨拶した。
当日は、早朝から並んだという鉄道ファンの男性や親子連れなど多くの見物客も訪れ、6時49分ごろ「N700系 のぞみ100号」がホームに到着すると、ファンらが写真撮影に殺到する様子も見られた。その後、足立安博名古屋駅長の出発の合図の後、同車両は名古屋駅を出発し、式典出席者らが記念のくす玉を割って出発を祝った。
「N700系 のぞみ」は、7月1日からのダイヤ改正により東京-新大阪間を一日上下線合わせて8本運行し、来年以降は運行本数を増やす予定だという。