セイコーホールディングス(東京都港区)は中部国際空港セントレア(愛知県常滑市セントレア1)3階国際線出発ロビーに「SEIKO世界時計」を設置し7月17日、除幕式を開催した。
同品は、同空港のデザインコンセプト「人に優しい」「和」との調和を元にデザインされたLED照明付きの世界時計。同社は「広告としての役割も含む、空港内で公共性のあるものを」との意向から、同空港内への設置が実現した。サイズは、幅6メートル×高さ2.8メートル×奥行き0.44メートル。重さは1,300キロ。
時計は、名古屋、パリ、ニューヨーク、ロンドン、ドバイ、香港、マニラなど、世界24都市の現在時刻を5秒ごとに6都市ずつスクロールして表示するほか、同社が独自に開発した無線ネットワーク時刻送信システム「タイムリンクプロ」を搭載し、電波受信による時刻修正が可能。内蔵されたLED照明により、「季節の彩り」をイメージした9パターンの光のパフォーマンス演出も行う。同社製の世界時計設置は、成田空港、関西国際空港に次ぐ3空港目だが、光のパフォーマンスを演出する世界時計の設置は同空港が初。
除幕式には、同港の稲葉社長やセイコーホールディングスの山村会長らが出席。稲葉社長は、「他の空港にはない次世代型の世界時計がセントレアの名物となることを願う」と挨拶し、山村会長や同港のオリジナルキャラクター「なぞの旅人フー」らとともに除幕。時計前では、14時30分から初披露された光のパフォーマンスに見入る親子連れなどの姿も見られた。
時計の点灯時間は5時~23時30分。光のパフォーマンスは、毎正時と毎30分ごとに演出される。