名駅の東、丸の内地区に10月15日、鉄板居酒屋「ばっかすZENJI」（名古屋市中区丸の内3、TEL 052-951-2770）がオープンした。

　同店は、1955年（昭和25年）創業の老舗鉄板居酒屋「ばっかすThe禅」（名古屋市中村区名駅4）の2店舗目。創業以来、「秘伝の味噌」を使用した味噌味の鉄板焼きなどが人気の同店を経営する大島社長が、ビジネスマン客が多い同店の需要を生かし、名古屋でオフィスが集まる地区への出店を中心に検討していたところ、丸の内地区への出店が実現した。新店舗の運営は、大島社長の実弟が務める。

　同店は、1階と2階で構成され、席数は1階＝テーブル、カウンター席含め36席、2階＝40席。店内は、「近隣で働くビジネスマンの客が気軽に入れるように、斬新な内装は避け、入り口や壁なども『ばっかす』らしい庶民の居酒屋風にまとめている」（大島社長）とし、掘りごたつ席や座敷を多く採用しているのが特徴。

　メニューは、既存店同様、「牛ホルモン鉄板焼き」（780円）や「鉄板ソース焼きそば」（700円）、「お好み焼き」（780円）などの鉄板焼きメニューを中心に、「秘伝の味噌」を使用した「具だくさんの牛スジどて煮」（580円）、「味噌鉄板豚ちゃん」（500円）、溶き玉子にすった山芋を加えて焼いた「名物　とろろ焼き」（580円）など約100種類以上を提供する。平日の昼は、日替わりで3種類のランチ（700円～800円）を用意。ドリンクは、ビール、日本酒、焼酎、酎ハイなど約50種類。想定客単価は、2,500円～3,000円。

　大島社長は「部署ごとのメンバーで同じ会社の人が繰り返し訪れるような、近隣のビジネスマンに受け入れられる店を目指したい」と話している。営業時間は、昼＝11時30分～14時（平日のみ）、夜＝17時～24時。日曜定休。