ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)10階催会場で10月24日から、「はらぺこあおむし30周年記念 エリック・カールフェア」が開催されている。
同企画は、1976年に日本で初めて発売されたアメリカ人絵本作家エリック・カールさんによる絵本『はらぺこあおむし』の30周年を記念して開催されるもの。カールさんは、色のついた薄紙を用いた「コラージュ(貼り絵)」と呼ばれる手法で色彩豊かな作品を作ることから「色の魔術師」と呼ばれている絵本作家で、同作は1969年にアメリカで発表された。
同作は、カラフルでポップなイラストだけでなく、おなかをすかせたあおむしが果物を次々と食べていく様子を、ページに穴を開けて表現したり、あおむしがさなぎから蝶へと変身するストーリーが評判となり、イギリス、フランス、日本など世界中で出版されている。同作だけでも、現在33カ国の言語で翻訳・出版されており、出版部数は全世界での合計で2,500万部を超えるという。
会場では、『はらぺこあおむし』の原画やカールさんの作品をもとに作られたリトグラフ16点や、テーマ別絵本の紹介パネル、1969年に出版された「はらぺこあおむし」の英語版初版本などを展示。グッズ販売コーナーでは、カールさんの絵本(日本語版、英語版含む)約40作品のほか、「はらぺこあおむしトートバッグ」(1,680円)、「はらぺこあおむしペンスタンド」(1,890円)、「ネームラベル」(263円)、「ストラップ」(735円)「フォトフレーム付身長計」(3,990円)など約220種類の関連グッズも販売。カールさんが「イソップ物語」をテーマに描いた作品をモチーフにした、ロイヤルコペンハーゲン社製の陶板画(252,000円)なども取り扱う。
開催時間は10時~20時、最終日は17時まで。入場無料。同29日まで。