通信サービス事業を手がける東名(営業本部=名古屋市中村区名駅南1)が提供しているレンタルホームページサービス「レン太君」が、専用ホームページを持たない中小企業や個人商店の人気を集めている。
レンタルホームページサービス「レン太君」は、同社が制作した既存プランの中から、顧客の要望に応じて内容を編集したホームページをレンタルし、毎月の利用料金を支払うことで手軽に専用ホームページを持つことができるサービス。同社の山本社長は「中小企業の取引先から、誰でも手軽にホームページを開設でき、企業PRに役立てたいという要望があったこともあり、通信に関わる新規事業の一環として、レンタルホームページサービスの提供を決めた」と話している。
同サービスは、毎月低価格で利用できるレンタル料金や、受注から納品まで約10日と短期間で専用ホームページを開設できる手軽さが受け、受注件数はサービス開始から1カ月で100件を超えたという。主な顧客は、中小企業や個人店舗、開業医、弁護士事務所など1,000件以上で、現在も受注は増え続けているという。
同サービスの主なプランは、「トップページ」「会社概要」「アピールページ」など基本ページで構成される「ライト」(月額8,925円)、「スタンダード」(月額14,175円)、基本ページやメニュー内容を利用者自身で更新できる「ハイパー」(月額18,900円)の3プラン。全プランに、ドメイン取得、サーバー確保、SEO対策も含まれる。ほかに、「オリジナルロゴ制作」や「サーバー容量追加」など8種類のオプションサービスも用意し、顧客の要望に合わせたカスタマイズも可能。レンタル期間は、1年から受け付ける。
山本社長は「個人経営者に向けて、ホームページは『作る』のではなく『借りる』という概念や、ホームページを開設することの重要性をPRして、今後も通信に関連した事業を拡大していきたい」と話しており、来年以降は「ブログ」や「ショッピング」などの機能オプションも追加する予定。2008年中に1万人のユーザーを見込むという。