名駅の超高層ビル「ミッドランドスクエア」（名古屋市中村区名駅4、以下MLS）では、オープン後初めて迎えるクリスマスを前に11月7日から、オフィス棟や商業棟でクリスマスイルミネーションの設置準備が始まっている。

　毎年注目を集めている名駅地区のクリスマスイルミネーションだが、MLSでは「Luxe Noel～贅沢なクリスマス～」をテーマに、ビル外周、ビル壁面、商業棟、オフィス棟内にさまざまなイルミネーションやクリスマスツリーなどを設置してクリスマスムードを盛り上げていくという。ビル外周の植栽には、青、緑、白、黄色と4色に変化するLEDと光ファイバーによる光の照明器具の設置が手作業で進められている。外周の樹木には、クレーン2台を使用して次々とイルミネーションが設置されていく様子に、「きれい」と声を上げ足を止めて見入る通行人の姿も多く見られた。

　商業棟1階「バカラ」ショップ横では、クリスマス展示の目玉となる、バカラクリスタルの「ロシア皇帝ニコライ二世の大燭台」の組み立てが進められた。同燭台は、1896年にロシア皇帝ニコライ二世の注文で製作されたという大燭台の復刻品。国内では5カ所目の展示となり、名古屋では初。当日は、約3,320個のクリスタルパーツがコンテナ5台で運び込まれ、約17人の作業員の手で同日夜から深夜にかけて組み立てられた。完成すると高さ約4メートル、重さ780キロになる燭台には、ろうそく型の79個の電灯が取り付けられており、MLSのイルミネーション一斉点灯時に光が灯されるという。

　商業棟地下1階アトリウムには、「クリスチャン・トルチュ」のデザインによるクリスマスツリーを設置するほか、オフィス棟壁面ではブラインド制御による光の絵文字演出も行われる予定。商業棟のクリスマスイルミネーションは11月10日17時より一斉に点灯される予定で、オフィス棟での演出は12月1日から開始する予定。

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