名駅の超高層ビル「ミッドランドスクエア」(名古屋市中村区名駅4、以下MLS)で11月10日から、クリスマスイルミネーションの点灯が始まった。
今年3月のオープン以来初となるクリスマスを前に、オフィス棟、商業棟、ビル外周などにさまざまなクリスマスイルミネーションが設置された。クリスマス展示のメーンとして登場したのは、商業棟1階「バカラ」ショップ横に展示されている「ロシア皇帝ニコライ二世の大燭台」。同品は、19世紀にロシア皇帝ニコライ二世がバカラに注文したクリスタル製「大燭台」の復刻品。高さは約4メートル、重さは約780キロ。クリスタルパーツの数は約3,320個で、想定価格は2億6,250万円。10日には、燭台に設置されたろうそく型の電球79個に一斉に明かりが灯され、商業棟1階に華やかな光を添えている。
商業棟地下1階アトリウムには、カンヌ映画祭のフラワーデコレーションなどで知られるフラワーアーティスト、クリスチャン・トルチュによるクリスマスツリーが登場。「煌き(きらめき)」をテーマにデザインされたという約4メートルのツリーは、白や緑などシンプルな色合いでまとめられ、枝にはバカラのクリスタル製「クリスマスオーナメント」が飾られている。「クリスマスオーナメント」は「ミッドランドスクエア」のロゴが入ったオリジナルのもので、1階「バカラ」ショップでは、ロゴのない同デザインのタイプも販売する。
ビル外周の樹木や植栽には、LEDや光ファイバーによる光の照明器具を設置するほか、12月1日からは、オフィス棟のビル壁面に「クリスマスツリー」や「トナカイ」などブラインド制御による絵文字の演出も行う予定。MLSでは、同10日から「クリスマス特設サイト」を開設し、各ショップのクリスマス限定商品やイベント情報などを紹介していくという。
商業棟のクリスマスイルミネーション展示は1月6日まで。オフィス棟ビル壁面での演出は12月1日~1月3日。