名古屋発の大所帯ブラスバンド、名駅西でライプパフォーマンス上演へ

「鬼頭哲ブラスバンド」メンバー。写真中央が主宰の鬼頭哲さん

「鬼頭哲ブラスバンド」メンバー。写真中央が主宰の鬼頭哲さん

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 名古屋を中心に活動しているブラスバンド「鬼頭 哲(きとうあきら) ブラスバンド」は2月9日、名駅西のライブハウス「A Banquet of Goddesses~女神達の饗宴~」(名古屋市中村区権現通4、TEL 052-471-5510)でライブパフォーマンス「Making」を行う。

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 「鬼頭 哲 ブラスバンド」は、サックスプレーヤーで作曲家の鬼頭哲さんが主宰する、管打楽器のみで構成された大所帯ブラスバンド。「もともと自分の中に『大人数で音を出したい』という考えがあって、それが『ブラスバンド』だった」と話す鬼頭さんの呼びかけで、2001 年春に名古屋を中心に活動するミュージシャンらで結成した。年齢性別を問わずに集まったメンバーは10代から50代まで幅広く、クラシックの首席楽団員や、新進気鋭のジャズミュージシャンなど経歴もさまざまだという。

 同バンドのレパートリーは全曲鬼頭さんによるオリジナル。鬼頭さんは「誰かが作った曲を上手に再現するのではなく、『自分』発の新しい音楽を聴く人に届けたいというのがこのバンドの最大の特徴。いわゆる吹奏楽団との絶対的な違いだと思う」と話しており、オリジナル曲を「楽器で歌いあげる」ように演奏するパフォーマンスが話題を呼び、毎回約300人の動員数を記録。中部地区のホールやストリートパフォーマンスのほか、2006年にはDVDを発売し、発売記念ライブを東京でも開催するなど、活動の場を広げている。

 今回のライブパフォーマンス「Making」 は、「舞台裏とライブが合体した鬼頭ブラスのアザーサイド」(鬼頭さん)と話す通り、単なるライブパフォーマンスだけではなく、リハーサル風演出や舞台裏の仕掛けなど、音楽が出来上がっていく「過程」を披露するもの。鬼頭さんは「ピアノやギターと違って、管楽器は『ひとつ』しか音が出ない。メンバー一人一人の個性や音が積み重なって音楽が出来上がっていく様子を身近に感じて欲しいので、大きなホールよりも客と距離が近いライブハウスでやりたかった」と話しており、会場を決めたという。今回は、フルート、クラリネット、サックス、トランペット、トロンボーン、アルトホルン、ユーフォニウム、チューバ奏者など総勢27人が出演予定。

 現在は、活動の中心を東京に置く鬼頭さんだが「僕は、長い間名古屋を拠点に演奏活動を行ってきたが、名古屋の客は意外と『地元発』に消極的だと感じた。一度東京で認められたものが名古屋で受ける『逆輸入』が多い。でも全国区とかのこだわり無く、まず名古屋のみなさんに『名古屋発』の感性に共感してもらえたら嬉しい」と話している。

 15時開場、16時開演。チケット料金は、2,000円(フード・ドリンク別)。チケット予約は、同バンドホームページよりメールで受け付ける。

鬼頭 哲 ブラスバンド

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