名古屋国税局(中区三の丸3)は4月5日、ウィルあいち(東区上堅杉町1)4階の「ウィルホール」で、滞納された税金の代わりに同局が差し押さえた美術品の公売オークションを行う。公売は、通常入札方式で行っており、オークション方式による公売は、今回が初となる。出品されるものは、棟方志功作の絵画「哀父頌」=56万円~、北大路魯山人作「青瓷双魚中鉢」=28万円~など、全36点。競り売り底値の最高金額は、人間国宝の陶芸家、浜田庄司氏作の「柿釉赤絵丸文花瓶」で、72万円から開始する。なお、同オークション開催に先行した物件下見会が、3月7日~同9日に名古屋第二国税総合庁舎の公売場で行われる。時間は、10時~12時、13時~16時。公売に参加するには、事前に参加申込書の提出が必要で、下見会来場者には、参加申込書を配布する。なお、同申込書は名古屋国税局のホームページからもダウンロードできる。(写真=浜田庄司氏作「柿釉赤絵丸文花瓶」)