中国清朝期「乾隆ガラス」-名鉄百貨店本店で展示即売会

展示されている「乾隆ガラス」のうち4点

展示されている「乾隆ガラス」のうち4点

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 名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)本館10階アートギャラリーで5月7日~5月13日、18世紀ごろに作られた「乾隆(けんりゅう)ガラス」の名品約100点を取りそろえた「乾隆硝子展」が開催されている。

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 乾隆ガラスは、不透明ガラスや色被せガラスなど中国清朝期の乾隆帝の時代に作られ、世界のガラス史の中でも極めて特異な技法と格式を生み出したことで知られる。素地となるガラスの上にさまざまな色のガラスを重ねるため、長い時間と技術が必要とされる。その美しさと繊細さは珍重され、19世紀末のアールヌーボーのガラス工芸にも影響を与えた。

 同ギャラリーの担当者は「乾隆ガラスはメンテナンスをする必要がないので、年月を重ねても良い状態を保つことができる。表敬訪問の献上品としても使用されていた。日本では、京セラ美術館(京都府京都市)などにも展示されている」と話す。

 同展では、中国の「ガラス絵」(ガラスの裏に描いた絵を表から観賞する絵画)も展示しているほか、「乾隆ガラス」の即売も行う。価格は120,000円~4,000,000円。

 営業時間は10時~20時。

名鉄百貨店本店

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