中部東宝(中区栄1)は2月24日、名鉄百貨店メルサ館(名駅1)6階にある映画館「名鉄東宝劇場」を閉館する。「名鉄東宝劇場」は1967年、座席数1,034席を有する東海地区最大規模の映画館として開館したが、1995年頃から各地に進出し始めたシネマコンプレックスに客足が奪われるようになった。同館は、1998年に館内改装を行ったが、予想よりも集客力が取り戻せず、現在名駅地区に建設中の「ミッドランドスクエア」にも、シネマコンプレックスが入居することなどから閉館を決めた。「名鉄東宝1」(540席)では同17日まで、三谷幸喜監督作品「THE有頂天ホテル」を公開中だが、「名鉄東宝2」(146席)では閉館に伴い同24日まで、「さよなら名鉄東宝」と題して、過去公開作品の中から人気のあった「ジュラシックパーク」「タイタニック」「ゴッドファーザー」など8作品を順次公開している。過去公開作品のみ、当日料金=700円。