109シネマズ名古屋(名古屋市中村区平池町4)は11月8日から、英人気ロックバンド「Queen(クイーン)」のライブ・コンサート作品「Queen Rock Montreal cine sound ver.」を期間限定で上映する。
クイーンは1973年にデビュー。新しいロックのスタイル、躍動感あふれる重厚なコーラスとメロディーは、英国内はもとより日本で絶大な支持を受ける。さらに、オペラロックという音楽スタイルを打ち出し、1975年発表の「ボヘミアン・ラブソディ」は世界的な大ヒットとなった。メンバーはフレディ・マーキュリー(リード・ボーカル)、ブライアン・メイ(ギター)、ロジャー・テイラー(ドラム)、ジョン・ディーコン(ベース)の4人。1991年にはフレディがHIV感染による合併症により45歳で他界するも正式な解散をせず、その後も残されたメンバーが「クイーン」名義で活動を続けている。
同作は、1981年にカナダ・モントリオールで行われた同バンドのライブ中継映像の原盤フィルムが発見された後、ギター担当のブライアンと最先端のデジタル技術者が映像と音声を丁寧に修正する「デジタルリマスタリング」という技術で復元したもの。あたかもフレディ・マーキュリーが甦ったかのような映像が大きく話題を呼び、昨年カナダで上映されたのを皮切りにイギリス・アメリカ・日本と渡ってきた。
同企画広報担当者の原田さんは、同作について「映画館の大スクリーンと圧倒的な大音響で再現される映像なので、本当のライブ会場にいるような錯覚覚えるほど迫力たっぷりなODS(非映画コンテンツ)になっている。この夏に東京や大阪の28館で展開したときは、涙・感動・総立ち・大熱狂を引き起こすほど大好評を得た」と話す。また名古屋での上映については「全国からの熱い要望により、緊急で名古屋初上陸が確定した」(同)とも。
約1万人が鑑賞した今夏の公演では、10~50代の幅広い年齢層の男女が総立ちで盛り上がったという。男女比については「開催直前までは、きっと男性客の方が多いと思っていた。しかし実際の男女比は1対4で女性客が圧倒的に多く、とても意外だった」と原田さん。
演奏曲は、「We Will Rock You(ウィー・ウィル・ロック・ユー)」や「We Are The Champion(ウィー・アー・ザ・チャンピオン)」など大ヒット曲ばかりという。
鑑賞料金は、一般=2,900円、小人・学生=2,400円。上映は11月21日まで。