日本とシンガポールでレストラン経営を手がけるマ・メゾン(名古屋市千種区)は10月23日、名古屋駅の地下街「エスカ」に煮込みハンバーグ専門店「マ・メゾン エスカ店」(中村区椿町6、TEL 052-453-1227)をオープンした。
同社は自家製のデミグラスソースを使ったさまざまな料理を約30年にわたり提供する飲食店を数多く展開。「マ・メゾン」は仏語で「私の家」を意味し、「こんな家に住むことが夢だった」という同社社長・寺澤さんの思いからその名が付けられたという。
同店は同社初の「煮込みハンバーグ専門店」としてオープン。店舗面積は17坪、席数は31席(カウンター席=15席、テーブル席=16席)。店内には英国のアンティーク雑貨を飾り、アットホームな雰囲気を演出している。メーンターゲットは同駅付近の予備校に通う学生やビジネスマンで、オープン初日は約200人が来店したという。
ハンバーグの提供は同店が9店舗目となるが、他店との違いは「土鍋」を使用した点。同店店長の中島さんは「ハンバーグが鍋の中でぐつぐつと煮える様子を目で楽しみながら、出来たての『あつあつ感』を堪能してほしい」と話す。
土鍋の煮込みハンバーグは、デミグラスソース(980円)、味噌ソース(950円)、カレーソース(950円)の3種類を用意。ご飯(おかわり無料)とサラダが付く。ゆでたまご(100円)、厚切りベーコン(250円)など各種トッピングを用意しているが、中でもジャンボソーセージ(200円)が「人気」(中島さん)だという。
メニューの「一番人気」(中島さん)はデミグラスソースの煮込みハンバーグ。「口の中でほどよく甘みが広がる自家製デミグラスソースは約1カ月間煮込んで作っており、創業当時のおいしさを守るためにも作り方にこだわりを持っている」(中島さん)。「ハンバーグは合いびき肉を使用し、昔ながらの作り方でふっくらでジューシーな味わいに仕上げている。人気の秘密はそこにあるのでは」(同)とも。
夕方はビールを片手に食事を楽しむビジネスマンも多いが、女性1人で食べて帰る姿も多いという。中島さんは「マ・メゾンはリピーター客も多いが、新幹線の乗り降り口に近い『エスカ店』には、出張ビジネスマンや観光客など県外からのお客様に、ボリュームたっぷりでリーズナブルな土鍋煮込みハンバーグを目当てに来店していただければ」と話す。
営業時間は11時~22時。