映画「特命係長 只野仁 最後の劇場版」のプレミア試写会が11月4日、ミッドランドスクエア(名古屋市中村区名駅4)のシネマコンプレックス「ミッドランドスクエアシネマ」で行われ、主演の高橋克典さんが舞台あいさつを行った。
同作品は、2003年の初放送以来何度もシリーズ化された人気ドラマの劇場版。大手広告代理店に勤める普段はさえない係長・只野仁が、極秘で社内外のトラブルを解決していく物語。ある日、同社が手がけるイベントのメーンキャラクターに扮するグラビアアイドル・シルビアが「暗黒王子」と名乗る人物からの脅迫を受け、只野は彼女の護衛をすることになる。主演は、只野を演じる高橋さんをはじめ、永井大さん、蛯原友里さん、西川史子さんなど。
当日、役柄のスーツ姿に黒のロングジャケットを着用し登場した高橋さんは最初に「名古屋への移動中に車の中で『天むす』を食べました。今夜は風来坊の『手羽先』でも食べようかな」と名古屋にちなんだあいさつを行った。
同作品について、高橋さんは「金曜の深夜に放送するドラマについて視聴者は一体どのような内容を求めているのかについて考えたり、みんなでアイデアを出し合いながら作った映画なのでものすごくうれしかった。映画とは何ぞやというところから始まり、この作品が映画になること自体おかしいのでは?(笑)と言う話もあったが、とにかく一生懸命作ったらいつも通りの作品になった。映画ならではのデカさと言えば、チェ・ホンマン(共演者)の身長くらいかもしれない(笑)」と話し、会場をわかせた。
「茶碗を洗いながらとかビールを飲みながらというシチュエーションで見ていただくような作品なので、映画館でも独り言や突っ込みはOK。思い思いに見ていただければうれしい」と話し、観客に「(この作品を見て)どうでしたか?」と投げかけると会場が大きな拍手で応えた。鍛えぬかれた肉体については、「ジムトレーニングやボクシング、ピラティス、食事制限などで臨んだ」と答え、最後に「公開になってからも、またぜひご覧いただけるとうれしい」とあいさつし会場を後にした。
同作品は12月6日より公開。