かとう製菓、名古屋市内に「えびせんべい」専門店-全商品試食も

人気商品の「北海揚げ」

人気商品の「北海揚げ」

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 えびせんべいの製造・販売を行う「かとう製菓」(西尾市)は11月1日、さまざまな食材を使ったせんべいを自社ブランド商品として販売する「えびせんべい工房 ひっぱりだこ本舗」(名古屋市中村区中村町8)をオープンした。

神谷デザイン事務所が店舗デザインを手がけた「えびせんべい工房 ひっぱりだこ本舗」の外観

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 同店は、同社が運営する工場(西尾市)の直営店で、「愛知県の代表的なお菓子『えびせんべい』をご家庭で気軽に食べられるように」と開いた1号店。店舗面積は約10坪。木目調で温かみを感じさせる店舗デザインは、同社加藤社長と「縁が深い」という神谷デザイン事務所(中区千代田4)が手がけた。

 販売するせんべいは、「うに」「ごぼう」「たまねぎ」「ひじき」など国産のエビを主原料とした約40種類のせんべい(50グラム、150円~)。同店加藤店長の「おすすめ」は、8種類の味が楽しめる「ミックス」、新潟産の玄米を使用した「玄米せんべい」、ノンフライのせんべい「青じそ」で、「子どもに人気」なのは「カレー」だという。

 同店で「人気の高い」商品は、イカを焼いてフライにした「北海あげ」(ピリ辛味)、イカの水分を全て飛ばしてからたまりしょうゆをかけて焼いた「いかたまり」(甘い味)の2品で、せんべいのほかに、青森産のイカをまるごと焼いた「いかのやわらか焼き」(300円)を併設する工房で実演販売する。手のひらよりも大きい同商品は「せんべい同様に人気」で、ビジネスマンが店内で食べる姿も多いという。店内では全商品の試食ができ、お茶もセルフサービスで提供する。

 商品のこだわりについて、「素材と品質だけではなく、名古屋市内には(えびせんべいの)専門店がないので、焼きたてのえびせんべいをよりたくさんの方に食べてもらおうと価格もリーズナブルに設定した」と加藤さん。利用客はリピーターが多く、9割は女性だという。

 オープン初日から3日間で約5,000人が来店。目玉商品を購入するために2時間待つ客もおり、連日行列ができていたという。

 店名について加藤さんは、「商品がひっぱりだこになるように『ひっぱりだこ』と名付けた。しかしお客様の中には、店名から『タコ』を連想するらしく『タコを使ったせんべいだけではなく他にもたくさん種類があるんだね』と驚かれる方も(笑)」と話す。

 加藤さんは「12月には進物用のセット商品なども増やす予定」と話し、「店をオープンしてまだ1カ月たたないが1日あたり約250人のお客様に来ていただいている。月間売り上げ目標は500万円。今後はサービスエリアなどでも展開をしていければ」と意気込みも見せる。

 営業時間は9時~19時。月曜定休。

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