ラ・バーモささしま(名古屋市中村区平池町4)内の映画館「109シネマズ」で3月9日、FM AICHIの特別番組の公開収録が行なわれ、歌手のアンジェラ・アキさんが登場した。会場には、7,000通もの応募の中から抽選で選ばれた230組460人の男女が集まった。
赤いチェックのシャツにデニム姿で登場したアンジェラさん。大きく手を振りながら客席を見上げ会場に入る笑顔のアンジェラさんに、観客も拍手とともに手を振り迎えた。トークショーでは、昨年9月にリリースしたシングル「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」や今年2月25日にリリースしたアルバム「ANSWER」についてなどのさまざまなエピソードを披露。
アンジェラさんと同い年というパーソナリティーの吉川朋江さんの「30歳という年齢は女性にとっては大きな節目だと思うが?」という問いに対して、アンジェラさんは「確かに30歳は人間的な節目だと思う」とし、「自分は27歳の時にも焦っていた。人の年齢が気になり出したのもそのころだし…。何気なく見ていたサッカーの試合で選手の年齢が自分より下だと気付いた時なんかは、もう…!」と笑い会場をわかせた。
15歳の時に実際に30歳の自分に宛てて書いた手紙をモチーフにしたという楽曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」は、第75回NHK全国学校音楽コンクールの課題曲に選ばれ、全国の中学校などで歌われている。こうした背景を機に中学校を訪問することになったというアンジェラさん。「自分の身近に中学生がいないので、学校訪問した際に何を話していいかわからずにいた」と振り返る。「でも実際に話してみると、みんな人として正面から向き合ってくれたので歳の差は全く感じずに、逆に圧倒された」と話した。
当日は、会場となった映画館のスクリーンを使ってプロモーションビデオも上映。来場者は、大画面と高音質で上映されたアンジェラさんの曲に聴き入っていた。
4月からは全国各地で53本のライブツアーを行なうアンジェラさん。「昔、大好きなリンドバーグが自分の住む岡山に来てくれたときの感動といったらなかった。そうした喜びをより多くの人に感じてもらいたいと、ツアー場所を選んで行ったら53本になってしまった」と笑う。最後に「今日は歌のひとつも歌わずに、ごめんな。ライブでは一緒に笑って、歌って、泣いて、嫌なものを会場の床に置いて帰ってもらえるようにするから!」と締めくくった。
公開収録の様子は、今月15日の特別番組(20時~20時55分)内でオンエア予定。