4月3日のプロ野球開幕に向け、名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)ヤング館前の特設ステージで3月27日、「2009 名鉄グループ ドラゴンズ後援会結団式」が開催された。
「名鉄グループ ドラゴンズ後援会」は、1987(昭和62)年に名古屋鉄道、名鉄百貨店など名鉄グループ約80社の中日ドラゴンズファンで結成された。結団式は、毎年行われており今年で23回目。
当日は、法被を身にまとった後援会のメンバー、私設応援団、ドラゴンズファン、買い物客などで盛り上がり、前日の夜に昨年同様ドラゴンズユニホーム姿に着替えた巨大マネキン人形「ナナちゃん」も華を添えた。
後援会会長の名鉄百貨店取締役執行役員の河地さんは「今年は、エース川上投手、昨年まで4番だったウッズ選手が抜けてしまったが、新しい若い力に期待し、リーグ優勝・日本一の完全制覇を成し遂げるため、今年も名鉄グループを挙げて応援していく。ドラゴンズの活躍が名古屋経済に及ぼす影響は大きいので、どんどん盛り上げてほしい」と呼び掛けた。
続いて応援コールが流れる中、本日の特別ゲスト落合監督夫人の落合信子さんが登場。CBCテレビでドラゴンズ番組を担当する若狭敬一アナウンサーと息の合ったトークを繰り広げ、今年のチーム作りなど落合監督のコメントも紹介し、会場を盛り上げた。
今年の見どころとして、信子さんは「エースと4番が抜け、空いたポジションを目指し、若手からベテランまで自分にもチャンスがあると頑張っている。今年は面白くなるのでぜひ注目してください」と話し、「開幕当日は、タイのお頭と赤飯で監督を送り出す」とも。ドラゴンズファンが気になっている開幕投手について、当日の朝食時に落合監督に尋ねたところ、「どの選手にも期待しているが、前日またはその日の調子の良さで決める」と答えたことを明かした。
信子夫人は、監督業を支える妻として「妻は、野球でいったら守備。男の人が、安心して外で働けるように、家をしっかり守ること。時には、ピッチャーにもなるし1塁守にもなる。そんな風に家庭をうまくコントロールし楽しくやりましょう」と呼び掛け、「皆さんにパワーとエネルギーをもらった。また球場で会いましょう」と笑顔で会場を後にした。
最後は笛や太鼓、ラッパが鳴り響く中、会場全員が完全制覇を願い、中日ドラゴンズ応援歌「燃えよドラゴンズ」応援合戦で選手たちへエールを送り、締めくくられた。