下町の風情を残す円頓寺本町商店街内(名古屋市西区)の丸一ストアー付近で6月21日、夏至・冬至恒例のイベント「円頓寺本町商店街キャンドルナイト」が行われる。
同企画は昨年まで、今年3月に閉鎖された同商店街のギャラリー「藁の棲(わらのすみか)」で、名古屋工業大学の研究室が中心となって行ってきた。今回は、円頓寺商店街・四間道の街づくりを行う有志「那古野下町衆」と同商店街の青年部が中心になって引き継いだという。
「キャンドルは那古衆のメンバーが手作りしたり、商店街関係者などから寄付していただいたり、なるべく自分たちの手でやっている」と那古野下町衆メンバーの飯田さん。キャンドル容器には、再利用したペットボトル、岐阜で山林業を営む人から提供してもらった竹などを使用する。
イベントではキャンドルがともる中、飲食、物販の屋台を出店。那古野下町衆がイベントで定期的に作る人気のたこ焼きのほか、商店街の飲食店が参加し、ロールサンド、オーガニックフード、焼き菓子、みたらし団子などを提供する。「普段のお店では出してない物もあるので、その日限りのお楽しみです」(飯田さん)。ほかに「よしざわとしきジャズユニット」(18時~)、西円頓寺商店街にあるタレントスクール「ViToRIA」(20時~)の生徒によるライブも開催。
イベントの最後を飾るのは、キャンドルリレー「光に願いを…」(21時30分~)。「みんなで願いを込めながらイベント中にともされていたろうそくを消していく」(同)という。開催時間は18時~22時ごろ。