大相撲名古屋場所の開幕に先駆け7月4日、名古屋城内二之丸広場特設会場で「名古屋開府400年 どすこい!!名古屋城RAVE2009」が開催される。
今年で4回目となる同イベントは毎年約2,000人の観客を動員し、アマチュア参加者による相撲大会とクラブミュージックがコラボレーションするユニークな企画。同実行委員会は名古屋大学体育会相撲部が主体となり、「相撲を主とする日本文化の復興」「名古屋城を中心とした名古屋地域の活性化」「徳川宗春の行った祭りの復元」をテーマに学生が中心となって結成された。
クラブミュージックの融合は「『徳川吉宗が質素倹約令を打ち出していた時代、徳川宗春は日本中からあらゆる娯楽を名古屋に集結させ、名古屋城を市民に開放し、三日三晩踊り狂わせた』という逸話にあやかって『名古屋城で踊り狂う』をコンセプトに行う」と名古屋大学相撲部主将の近藤さん。
当日は、DJブースの前に土俵を作りダンスミュージックが流れる中、優勝商品「タイ・バンコク5日間旅行ペアチケット」を懸け、アマチュア参加者たちの取り組みが行われる。「アマチュアといえども手に汗握る熱戦が繰り広げられる。白熱した土俵からは、夜空に名古屋城と金鯱が浮かび雰囲気も格別」だという。相撲大会の後は、名古屋を拠点に活動するDJによるダンスイベントを開く。ステージ上でダンスサークル、ストリートダンサーが踊る中、来場者は自由にRAVEに参加できる。浴衣での来場者にはワンドリンクをサービスするほか、名古屋大学相撲部によるちゃんこ出店などの企画も用意する。
「不況の影響もあり、毎年協賛していただいていた多くの企業に今年は協賛してもらえなかった」と苦労の一面をのぞかせる近藤さんだが、「たくさんの方にイベントに来てもらって、そのなかで相撲を実際に取ったり、観戦したりすることで少しでも相撲に興味をもってもらえれば」と期待を寄せる。「夏の一夜の思い出になっていただければ」とも。
開催時間は17時15分~21時(小雨決行、大雨の場合は翌日に延期)。入場料は、前売り券=1,000円、当日券=1,500円。問い合わせは近藤さん(karaburi@clovernet.ne.jp)まで。