近鉄パッセ(名古屋市中村区名駅1)8階「星野書店」で8月1日、「さんかく山のマジルー」(ポプラ社刊)の出版を記念して中江裕司監督のトーク&サイン会が行われる。
1960(昭和35)年京都府生まれの中江監督は琉球大学農学部に入学し、沖縄へ移住。1992年にオムニバス映画「パイナップル・ツアーズ」の一編で監督デビューし、日本映画監督協会新人賞を受賞。全国的に大ヒットした「ナビィの恋」をはじめ、「ホテル・ハイビスカス」「恋しくて」など一貫して沖縄文化に根差した作品を手掛けている。今年より名古屋の同朋大学にて文学部映像文化コース客員教授としての顔も持つ。
同書は、シェイクスピアの名作「真夏の夜の夢」をアレンジし沖縄の小さな島で繰り広げられる精霊(キジムン)マジルーと人間の交流を描いた中江監督の最新作「真夏の夜の夢」のサイドストーリー。精霊マジルーが400年以上の時を超えて世界中を飛び回り、シェイクスピアとも出会ってしまう…精霊と人間が織り成す奇想天外な物語。
開催は14時からで定員は40人。同監督の最新映画「真夏の夜の夢」は、名演小劇場(東区東桜2)などで公開中。