円頓寺商店街・四間道(しけみち)かいわいで9月12日、同日開校する「大ナゴヤ大学」のイベントとして行われる授業「名駅ビル群の近くで発見! ~のんびり下町「円頓寺かいわい」の魅力をつまみ食い~」が行われる。
同イベントは、「街中がキャンパス」「誰でも先生、誰でも生徒」をテーマに活動をする「大ナゴヤ大学」開校の授業として行われる8つの授業のうちの一つ。ほかに、覚王山についての授業や名古屋の街中に生える雑草を追う授業、コンクリート仏像を見学する名古屋のB級スポットツアー、小倉トーストを食べ歩くツアーなど、名古屋でさまざまなジャンルの授業が同時に行われる。
円頓寺商店街・四間道かいわいの授業には、同商店街振興組合の理事長でグラフィックデザイナーの高木まりさんと、円頓寺かいわいを愛する建築家の市原正人さんを講師に迎え、歴史をはじめ、老舗下駄店の職人芸の実演見学や、講師おすすめスポットを少しずつ見て回る街歩きを行う。古くからの円頓寺商店街・四間道かいわいならではの歴史を感じる建造物や看板、名古屋で一番古いと言われる洋食店など、知る人ぞ知る情報を紹介していくという。街歩きの締めくくりは、レトロな喫茶店「西アサヒ」に立ち寄り、お茶をしながら授業のシェアリングや講師、参加者との交流を図る。
同商店街の再建プロジェクトも手がけている高木さんと市原さん。「この授業に参加した方に円頓寺の印象や、どんなものがあるといいかを聞いてみたい。プロジェクトのヒントになれば」とも。
「1時間の授業では円頓寺かいわいの魅力は伝えきれない。今回は少しずつ面白いところに案内したい」と高木さん。同授業を企画した授業コーディネーターの森田さんは「講師と参加者が楽しくおしゃべりしながら、のんびりとしたこのエリアの魅力を、のんびり歩いて知ってもらえれば」と話す。
街歩き終了後、開校式のセレモニー会場の「ほとりすなごや納屋橋」(名古屋市中区栄1)に移動し、授業で学んだこと感じたことをレポートにまとめる。「円頓寺は、七夕祭りでも有名な張りぼてにちなんで、みんなで絵などを書き込んではりぼて風のレポートを制作したい」と森田さん。
現在、参加者を募集している。申し込みは今月4日の正午まで。