名古屋市交通局(三の丸3)は3月29日、名駅2の旧那古野営業所跡地の再開発事業者を東京建物(東京都)に決定した。昨年12月より同局経営状況改善のため、同跡地の再開発事業者をコンペ方式で募集していた。現在、市営バスの回転場として使われているため、回転場を継続して使用する条件で募集したところ9事業者から応募があり、同局では、事業計画内容と土地購入価格の合計点が最も高得点だった東京建物に決めたという。建物は、賃貸住宅棟、事務所棟、駐車場棟で構成され、賃貸住宅棟と事務所棟の1階には商業店舗が、駐車場棟の屋上は「空中庭園」として整備しレストランも設けるほか、敷地西側には子ども向けの遊技場やオープンカフェも開設する予定。敷地総面積は9417.25平米で、開発計画によると、賃貸住宅棟は18階建て(高さ62.2m)、事務所棟は21階建て(高さ93.8m)、駐車場棟は6階建て(高さ29m)。2009年の完成を予定している。