株式会社サクラス（所在地：東京都中央区、代表取締役：山本 謙介）は、１.都市での合宿免許で普通自動車免許を取得した方／２.地方での合宿免許で普通自動車免許を取得した方を対象に、「合宿免許、都市と地方で何が違うのか」に関する調査を実施しました。

合宿免許は短期間・低コストで免許が取得できる点が魅力ですが、教習所の立地によって満足度や教習効率、費用面に違いが出るという声もあります。

都市と地方の教習所では、具体的にどのような違いがあり、それが参加者にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。

そこで今回、合宿免許比較サイト「合宿免許マイスター」（https://menkyo-meister.com/）を運営する株式会社サクラスは、１.都市での合宿免許で普通自動車免許を取得した方／２.地方での合宿免許で普通自動車免許を取得した方を対象に、「合宿免許、都市と地方で何が違うのか」に関する調査を実施しました。


＜調査サマリー＞
・合宿免許の選択基準、都市型は「アクセス重視」、地方型は「費用重視」で明確な差
・情報収集は「合宿免許紹介サイト」が最多、効率性と口コミの両方がカギ
・費用面では地方の6割が26万円未満で安さが際立つ結果に
・都市と地方ともに満足度は両者とも8割以上が「満足」と回答
・都市は「便利さと実践的経験」、地方は「安さと落ち着いた環境」重視する価値基準の違いが明らかに


調査結果の全容は下記URLよりご覧いただけます。
https://menkyo-meister.com/investigation/22.php

調査概要：「合宿免許、都市と地方で何が違うのか」に関する調査
【調査期間】2025年8月7日（木）～2025年8月12日（火）
【調査方法】PRIZMA（https://www.prizma-link.com/press）によるインターネット調査
【調査人数】1,010人（１.504人／２.506人）
【調査対象】調査回答時に１.都市での合宿免許で普通自動車免許を取得した／２.地方での合宿免許で普通自動車免許を取得したと回答したモニター
【調査元】株式会社サクラス（https://menkyo-meister.com/）
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ


前提の定義
【都市】
以下のすべてを満たす教習所で免許を取得した人を対象とする。
・徒歩圏に飲食店やスーパー、ショッピングモール、娯楽施設等の商業施設が多い
・所在地が政令指定都市・中核市・特例市または都道府県庁所在地
【地方】
以下のすべてを満たす教習所で免許を取得した人を対象とする。
・各都道府県の郊外であり最寄り駅から徒歩でのアクセスが困難、送迎バスで15分以上
・郊外・農村・山間部・海辺周辺などで、周辺に徒歩圏の商業施設が少ない
「アクセス重視か、費用重視か」都市と地方で異なる合宿免許の選択基準



はじめに、「合宿免許先を選ぶ際に、重視した点」について尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。

【都市での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『アクセスの良さ（38.3％）』
『費用の安さ（36.9％）』
『最短卒業ができるプログラムか（26.0％）』

【地方での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『費用の安さ（69.4％）』
『最短卒業ができるプログラムか（37.9％）』
『宿泊施設の快適さ（25.9％）』

比較すると、都市型ではアクセスの良さを最も重視する傾向が見られる一方、地方型では費用の安さを重視する割合が際立って高いことが明らかとなりました。

また、短期間で免許を取得できる「最短卒業」への関心は両者に共通して見られるものの、地方型の方がやや高い割合を示しました。

さらに、地方型では宿泊施設の快適さを重視する傾向が確認され、滞在を伴う環境条件が選択の要因となっていることがわかりました。
このように、都市型は利便性を重視する一方、地方型は費用面や滞在環境を重視する構造が浮き彫りとなりました。




次に、「合宿免許の教習所を選ぶ際、どのように情報収集したか」について尋ねたところ、『合宿免許紹介サイトを使った（33.4％）』が最も多く、『家族や友人の紹介（30.8％）』『Googleなどで検索した（22.2％）』と続きました。

情報が一元的に整理され料金比較や日程検索、口コミなどの機能を備えた合宿免許紹介サイトが、効率的かつ信頼性のある情報源として支持されていることが明らかとなりました。

一方で、『家族や友人の紹介』もほぼ同程度の割合を占めており、信頼できる第三者の実体験が意思決定を後押しする可能性が高いと推測されます。

また、『Googleなどで検索した』という結果からは、検索エンジン経由で公式サイトや比較サイト、ブログなど多様な情報源を利用する層が一定数存在していることが明らかになりました。

都市と地方での料金や体験の満足度に差はあるのか？

次に、「合宿免許にどれくらいの費用がかかったか」について尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。



【都市での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『20万円未満（7.5％）』
『20万円以上26万円未満（35.1％）』
『26万円以上32万円未満（35.3％）』
『32万円以上38万円未満（13.9％）』
『38万円以上44万円未満（4.2％）』
『44万円以上50万円未満（1.6％）』
『50万円以上（2.4％）』

【地方での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『20万円未満（16.6％）』
『20万円以上26万円未満（42.9％）』
『26万円以上32万円未満（28.3％）』
『32万円以上38万円未満（8.4％）』
『38万円以上44万円未満（2.4％）』
『44万円以上50万円未満（0.4％）』
『50万円以上（1.0％）』

都市型では『20万円以上26万円未満』と『26万円以上32万円未満』がほぼ同じ割合を占め、全体の約7割がこの価格帯に集中しています。この分布からは、都市型の利用者は利便性を優先しつつも、できるだけ費用を抑えたい層と利便性のために高めの費用を許容する層に分かれていることが考えられます。

一方で地方型は『20万円以上26万円未満』が約4割と最も多く、全体の6割近くが26万円未満に収まっていることが明らかとなりました。

さらに地方では『20万円未満』が16.6％と都市型（7.5％）の2倍以上にのぼり、より低コストで取得できるケースが一定数存在していることも特徴的です。この結果は、地方型が費用を抑えやすい環境を提供しており、利用者もコスト面を重視して選択していることを示しています。


免許取得にはまとまった費用がかかりますが、合宿免許について良かったと感じた点は何だったのでしょうか。



「合宿免許について良かったこと」について尋ねたところ、『宿泊施設の設備が整っていた（31.7％）』が最も多く、『教官やスタッフが親切だった（24.4％）』『宿泊施設が快適だった（24.3％）』と続きました。

『宿泊施設の設備が整っていた』が最も多く挙げられており、合宿免許において設備面の充実が特に良かった点として評価されていることが明らかとなりました。

次いで教官やスタッフの対応、宿泊施設の快適さが挙げられていることから、合宿生活の中で学習環境だけでなく、施設や人との関わりに関する要素が良かった点として示されています。


では逆に、合宿免許先で困ったことや予想外だったことはあったのでしょうか。



「合宿免許について困った・想定外だったこと」について尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。

【都市での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『教習スケジュールが過密で体力的に大変だった（26.8％）』
『教習所のルールやシステムがわかりづらかった（21.8％）』
『同室の人と相性が合わなかった（19.1％）』
『食事が合わなかった（17.5％）』
『教官との相性が合わなかった（16.5％）』
『学科試験や技能試験対策の進め方が自分には合わなかった（14.7％）』

【地方での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『交通アクセスが悪く、行き帰りが大変だった（19.0％）』
『周辺施設が何もなく退屈だった（17.8％）』
『教官との相性が合わなかった（12.3％）』
『教習スケジュールが過密で体力的に大変だった（12.1％）』
『食事が合わなかった（10.3％）』
『同室の人と相性が合わなかった（9.1％）』


都市型では短期間で進められる教習スケジュールの過密さや教習所の運営ルールに関する理解のしづらさといった点が負担となりやすいことが明らかとなりました。

一方、地方型ではアクセスの不便さや周辺施設の少なさといった立地や環境に起因する不便さが目立ち、参加者にとって想定外の困難として認識されていることが示されています。


実際にかかった費用や良かったこと、逆に困ったことや想定外だったことがわかりましたが、合宿免許の満足度はどの程度なのでしょうか。



「合宿免許の満足度」について尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。

【都市での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『とても満足した（30.9％）』
『やや満足した（52.4％）』
『あまり満足しなかった（12.7％）』
『まったく満足しなかった（4.0％）』

【地方での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『とても満足した（22.5％）』
『やや満足した（62.3％）』
『あまり満足しなかった（11.5％）』
『まったく満足しなかった（3.7％）』

都市型・地方型ともに、8割以上が「満足した」と回答しており、合宿免許全体として高い評価が得られていることが明らかになりました。利用者の多くが費用や環境の違いにかかわらず、取得体験に対してポジティブに捉えているといえます。

次に選ぶならどっち？教習所選びで本当に重視すべきこととは
では、都市と地方の合宿免許は、それぞれどのような人に向いているのでしょうか。



「都市での合宿免許はどのような人に向いていると思うか」について尋ねたところ、『施設周辺にコンビニや飲食店など便利な施設が欲しい人（41.9％）』が最も多く、『路上教習で都市の交通量に慣れておきたい人（41.8％）』『Wi-Fiや施設の設備など快適さを重視する人（29.8％）』と続きました。

合宿中でも日常生活の利便性を重視する層が多いことが明らかとなりました。

次いで『路上教習で都市の交通量に慣れておきたい人』がほぼ同率で続いており、免許取得後に都市で運転する予定のある人にとって、実際の交通環境に近い条件で練習できる点が魅力となっていると考えられます。

また『Wi-Fiや施設の設備など快適さを重視する人』も一定数おり、都市は設備面や通信環境の整備度が高いため、学習や日常の利便性を確保したい人に適していることが明らかとなりました。


次に、「地方での合宿免許はどのような人に向いていると思うか」について尋ねたところ、『費用をなるべく抑えたい人（46.9％）』が最も多く、『自然に囲まれた環境でリフレッシュしたい人（35.6％）』『人混みや騒がしい場所が苦手な人（34.0％）』と続きました。

地方での合宿免許は、費用を抑えたい人に特に適していることが明らかとなりました。

また、『自然に囲まれた環境でリフレッシュしたい人』や『人混みや騒がしい場所が苦手な人』といった回答も3割以上を占めており、地方型は単なる費用の安さだけでなく、落ち着いた環境で過ごしたい人や静かな環境を好む人にも向いていることが示されています。

都市型と地方型、再び選ぶならどっち？経験した環境を再び選ぶ人が多数



「もう一度合宿免許に行くとしたら、都市型と地方型どちらを選びたいか」について尋ねたところ、
下記のような回答結果となりました。

【都市での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『都市（65.1％）』
『地方（23.0％）』
『どちらでも良い（11.9％）』

【地方での合宿免許で普通自動車免許を取得した方】
『都市（13.0％）』
『地方（72.6％）』
『どちらでも良い（14.4％）』

都市と地方の結果を比較すると、それぞれの経験者が再度同じ環境を選びたいと考える傾向が強いことが明らかとなりました。


都市型・地方型の合宿免許を選んだ理由をくわしくうかがいました。
■都市型・地方型の合宿免許を選ぶ理由とは？
【『都市』と回答した方】
・交通の便がよい（男性／40代／鹿児島県）
・近くに商業施設とかがあると便利だから（男性／50代／愛知県）
・都市で運転しないと運転技術が磨かれない（男性／50代／京都府）

【『地方』と回答した方】
・都会は騒がしいから（女性／30代／大阪府）
・道幅が広く、運転しやすいから（男性／40代／神奈川県）
・価格が安く済むので（男性／40代／東京都）

【『どちらでも良い』と回答した方】
・こだわりがないから（男性／40代／岐阜県）
・最短で取得出来れば何処でも良い（男性／50代／千葉県）
・免許取得が目的だから（男性／50代／静岡県）


都市型は「便利さと実践的経験」、地方型は「安さと落ち着いた環境」、どちらでも良い層は「早さと目的達成」が選択の軸になっており、重視する価値基準の違いが選択傾向を大きく分けているといえます。

【まとめ】自分の優先軸で選ぶ、後悔しない合宿免許の選び方とは
今回の調査で、都市と地方の合宿免許は、選ばれる理由から満足度まで一貫して「重視する価値基準」によって大きく違いが生じることが明らかとなりました。

合宿免許先を選ぶ際に重視した点は、都市はアクセスの良さを重視する人が約4割と高い割合を示し、地方は費用の安さを重視する人が7割近くと多く見られました。この結果から、都市型は利便性を重視する一方、地方型は費用面や滞在環境を重視する傾向があるようです。

合宿免許を選ぶ際の情報収集においては、料金比較や口コミが一元化された合宿免許紹介サイトが最も多く利用され、次いで家族や友人の紹介が続くなど、効率性と信頼性の両面が重要視されていることが明らかとなりました。

実際にかかった費用に関しては、都市型は「20～26万円」「26～32万円」がボリュームゾーンとなっていることが明らかになりました。

一方、地方型は「20～26万円」が4割を超え、全体の6割近くが「26万円未満」に収まっており、この結果から地方では費用を抑えやすい環境が整っており、利用者も価格面を重視して選んでいることがうかがえます。

また、「満足度」については、都市と地方ともに8割以上が満足と回答しており、全体として高い評価が示されました。その中で都市型は「とても満足」が約3割と地方型より高く、地方型は「やや満足」が6割を超えており、評価の表し方に違いが見られました。

最終的に、都市は「便利さと実践的経験」、地方は「安さと落ち着いた環境」が主な判断軸となっており、自分が何を優先するかを明確にすることが後悔しない合宿免許選びの鍵といえるでしょう。


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