江戸時代に創業した名古屋の老舗和菓子店「両口屋是清」(名古屋市中区丸の内3、TEL 052-961-6811)は1月30日、名古屋開府400年を記念した新商品「両口屋是清の本丸御殿もなか」の販売を始める。
同商品は、名古屋城本丸御殿をかたどった最中と、初代尾張藩主徳川義直の正室・春姫様の嫁入りの籠(かご)をかたどったピンクの最中の2種類で成る。「開府400年とともに現在、復元工事している本丸御殿も盛り上げていこう」と本丸御殿をモチーフにした最中を記念銘菓として作った。
本丸御殿・最中は白みそを使用し香り豊かなみそ餡(あん)を詰め、籠・最中は伊豆産の大島桜の葉と小田原産の八重桜の花を使用した「さくら餡」を詰めた。名古屋城下町の古地図を描いたパッケージとみそとさくらの香りで「いにしえの世界を演出している」(同社広報担当の中嶋さん)。
「名古屋の玄関口でもある名古屋駅と空港で販売するので、新たな名古屋土産となれば」と期待を寄せる中嶋さん。「名古屋市・愛知県外の方にも名古屋開府400年を知っていただき盛り上げていきたい」とも。
1箱6個入り(各3個)。価格は1,050円。JR名古屋駅内キヨスクコンコース3売店と中部国際空港銘品館で取り扱う。販売期間は年内を予定し、売り上げの一部は本丸御殿積立基金に寄付する。