開府400年記念「松花堂弁当」-加賀料理店「浅田」が限定提供

名古屋開府400年を記念した松花堂弁当「かぜ清香」

名古屋開府400年を記念した松花堂弁当「かぜ清香」

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 JRセントラルタワーズ(名古屋市中村区名駅1)12階の加賀料理店「浅田」は現在、併設するテーブル席「伊兵衛」にて、名古屋開府400年を記念した松花堂弁当「かぜ清香」を提供している。

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 「伊兵衛」は、加賀料理を提供する由緒ある料亭「浅田」のカジュアルライン。テーブル・カウンター席で、普段使いできる店舗として展開。「浅田」の歴史は、1659年、始祖・初代浅田屋伊兵衛が加賀藩四代藩主前田綱紀公より加賀藩中荷物御用を命ぜられることに始まる。加賀藩前田氏の祖、前田利家は尾張国海東郡荒子村(中川区荒子)の生まれであることから、「浅田のルーツは名古屋にある」。「赤坂浅田」「青山浅田」に続き、2004年に縁の深い名古屋に「名古屋浅田」を出店。

 名古屋開府400年を記念した松花堂弁当は、今年1年の中で季節ごとに内容を変え、「伊兵衛」のみで提供。地域や武将に由来のある食材や調理法を研究したといい、「当時の調理法は茹でるだけ、焼くだけなどシンプル。しょうゆ、塩、みそなど調味料も少なかった。そこに、加賀百万石の感性をアレンジした。食材もダイコンや豆腐など昔ながらのものを使用」と梶本料理長。

 3月~5月の「かぜ清香」は、江戸時代の加賀藩の料理書をもとにして作った、徳川家康の好物だった鯛料理をはじめ、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に伝来したとされる「胡麻豆腐」を使った「胡麻豆腐の揚げ出し」、家康縁の地・岡崎市の八丁みそを使った煮物、武家の護身用具「鉄扇」に見立てた料理など。タケノコやサワラ、菜の花など春の食材も使う。「献立替わりを楽しみにしてくださっているお客さまも」と同店店長の黒瀬さん。価格は2,980円(昼・夜提供)。提供は5月末まで。6月からは「京しずく」を提供する予定。

 併せて、店舗外観に名古屋の観光名所や、三英傑にちなんだ写真、名古屋とゆかりの深い加賀百万石・前田家にまつわる資料などをパネルで展示する「浅田ギャラリー」も行っている。今回の展示は5月末まで。

 営業時間は、昼=11時~15時、夜=17時30分~23時。

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