名駅近くに古民家を改造したカフェ&ダイニング-男性2人が出店

個性的ないすが並ぶ「エソラ」店内

個性的ないすが並ぶ「エソラ」店内

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 イタリアンをベースにしたカフェ&ダイニング「eSora(エソラ)」(名古屋市中村区亀島2、TEL 052-485-8700)が6月20日、亀島駅付近にオープンした。

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 2階建ての古民家を改造した同店の店舗面積は38坪。長年飲食業に携わってきたという同店代表の山本さんと加藤さんの男性2人が開いた。2人は同じ会社で店長(山本さん)とアルバイト(加藤さん)の関係で10年来の友人。山本さんは「いつかは独立をと考えていた。最初に声を掛けたのは自分だが、2人で自然に店づくりを始めた」と振り返る。「数字だけを追うような店にはしたくない。一組一組のお客さんを大切にし、地域の人にも好きになってもらえるような店を目指す」。

 柱や梁(はり)、階段などをそのまま残し利用した店内には、もともと家具好きだという加藤さんが中古家具店、家具の蚤の市など多くの店を回り集めた個性的ないすが並ぶ。「色合いが出るようになるべくふぞろいのいすを集めた。きれいすぎる家具は似合わない」。「好きなスペースを見つけてもらえれば」とも。

 1階には大きな窓から光が入り込む吹き抜けのスペースにテーブル席とカウンター席を設けるほか、奥にはカップルシートとグループ向けの個室4室を設置。2階は吹き抜けを見下ろせる大きなガラス窓の付いた個室と、壁や電気ガサをそのまま利用し、掛け軸、座布団で演出した畳の個室を設ける。「名駅周辺での出店を希望していた。まだ1店舗目なので名駅の目の前とはいかないが、名駅からも歩ける距離。まずは自分の作りたい店づくりを」と山本さん。

 イタリアンベースの同店だが、イタリアンに固執せず利用客の要望に応えたメニューも提供するという。「基本的にノーとは言わない。看板メニューはお客さまが決めるもの」(山本さん)。「例えばおにぎりやお茶漬けも要望があればそのときにある食材で作る。いろんなジャンルの料理をお客さま同士が選んでくれれば」(加藤さん)と笑顔で話す。

主なメニューは、オリジナルのグリーンサラダ「eSoraサラダ」(680円)、5時間煮込んだソースの「彩り野菜のバーニャカウダ」(1,150円)、「ゴルゴンゾーラと蜂蜜のピッツァ」(750円)、「オイルサーディンと梅のパスタ」(980円)、「とろとろオムライス」(840円)など。「手作りベークドチーズケーキ」(680円)などのデザートもすべて手作り。ランチは、定食スタイルの「本日のランチ」、和食、パスタの3種類をそれぞれ850円で提供。

 営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時、ディナータイム=17時~24時。

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