名古屋鉄道は8月28日、7000系パノラマカーが最終営業運行を終え1年が経過したのを機に「Remember 7000series記念乗車券 第1 弾」の販売を始めた。
昨年8月に最終運行を終え引退した「7000系パノラマカー」。運転室が2階にあるのが特徴で、列車の最前部までを客席とした「展望席」からは前方の眺めを楽しむことができた。1961(昭和36)年のデビューから引退するまで多くのファンに愛されたパノラマカー。記念乗車券は「皆さんの思い出として、いつまでも心に留めておいてもらおう」と企画した。
記念乗車券は、犬山遊園駅からの540円区間の大人片道普通乗車券と、本宿駅からの160円区間の大人片道乗車券をセットにし、価格は7000系にちなみ700円。
表面は、かつて電車と車が並行に走っていたときの犬山橋を渡る写真やデビュー当時の写真、最終営業運行日(昨年8月30日)の様子など思い出深いシーンをデザイン。裏面は最終運行日に運転した「ラストパノラマカー」の運転時刻を記載した、運転士用時刻表カードをプリントした。
発行部数は3,000セット。名鉄名古屋駅の駅サービスセンター、豊橋駅、金山駅、中部国際空港駅、栄町駅、名鉄ホームページ 「Mモール」などで販売する。売切れ次第終了。
同シリーズは第3弾まで。第2弾の7100系は11月下旬、第3弾の7700系は来年3月の発売を予定する。第3弾発売以降には、乗車券に付く「引換補助券」を各シリーズ計3枚集めると「プレミアムカード」が進呈される企画も予定している。