「おみやげ町娘隊」始動-金無垢の花嫁姿で名古屋文化を発信

金無垢姿で名古屋文化を発信する「おみやげ町娘隊」

金無垢姿で名古屋文化を発信する「おみやげ町娘隊」

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 名古屋ゆかりの武将や武家文化など、歴史的な魅力を発掘し、魅力ある観光資源にしようとする取り組み「平成22年度 武将都市ナゴヤ魅力発掘事業」の選定事業の一つ「おみやげ町娘隊」が8月から、活動を始めた。

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 「名古屋の観光イメージと言えば、『名古屋メシ』と『金シャチ』を思い浮かべる人が多いのでは」と同実行委員会・コーディネーター担当の稀温(きおん)さん。「名古屋の文化やいろいろな背景も一緒に、もう少しだけ深く名古屋を知ってほしい」という思いから、プロジェクトが動き出したという。

 「おみやげ町娘隊」は地元文化の背景や魅力を学び、発見し、名古屋の「オミヤゲ」に添えて発信する活動隊。名古屋の20~30代の若手を中心に構成するメンバーは、建築やデザインを学ぶ学生や若手クリエーター、伝統芸能の研究室メンバー、ショップスタッフなど、多彩な顔ぶれをそろえる。

 デビューは先月行われた「名古屋城宵祭り」。「派手で知られる名古屋の嫁入り文化」をテーマに、名古屋っぽい金のイメージである「金無垢」の花嫁姿で登場。ひときわ目を引くいでたちで多くの人の注目を集める中、菓子まきの風習をモチーフに名古屋の駄菓子詰め合わせなどのグッズ販売や記念撮影など行った。「地元の年配の方は撒き菓子を見て懐かしがったり、若い方でも嫁入り菓子の振る舞いを知っていたり、特に外国人の方に好評でいろいろな反応があった」と振り返る。

 今月8日には、「おみやげ町娘隊実行委員会」主催で南山大学教授・安田文吉さんを招き、「文吉先生のナゴヤ話~徳川宗春から町娘隊まで~」と題したセミナーの開催を予定する。会場は名古屋能楽堂。無料(事前申し込みが必要)。

 今後の活動について、稀温さんは「オリジナルグッズを作ったり、すでにあるものをリデザインしたり、土産や花嫁のコスチュームをツールにして、名古屋を伝える活動をしたい」と意気込みをみせる。

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