チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が2月2日、名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)本館7階催場で始まった。
1995年から毎年パリで開催されるショコラの見本市「サロン・デュ・ショコラ」にちなんで開催する同企画。昨年10月にパリ15区で開催された16回目を迎える「サロン・デュ・ショコラ」のテーマは「ジャポン」。世界18カ国、約150人のショコラティエ、約100人のパティシエが参加した。
名鉄百貨店本店の「サロン・デュ・ショコラ」には、世界8カ国、約120ブランドが参加。そのうち26ブランド(海外9ブランド、国内17ブランド)が同店初登場で、昨年パリにオープンし話題を集める「ユーゴ&ヴィクトール」や、ホテルの宿泊客とレストラン利用客だけに振る舞われるショコラを扱う「オテル・プラザ・アテネ」(ともにフランス)などが出店している。
テーマの「ジャポン」に合わせて和の食材を使ったショコラを店頭に並べるブランドも多い。「ファブリス・ジロット」(フランス)は、ショウガ、抹茶、ユズ、ゴマを使った4種類のショコラで、「生姜」などそれぞれに漢字でプリントする斬新なデザイン(4,410円、8個入り)。「フランク・ケストナー」(フランス)は、キンモクセイのリキッドキャラメルを使ったショコラなどを詰め合わせた「コフレ・ジャポン」(価格は1,680円、5個入り)を販売。
日本人パティスリーの「パティスリー・サダハル・アオキ」(フランス)は、サンショウを使いボンボンショコラに仕上げたものやユズを練り込んだショコラを詰め合わせたアソートボックス(3,570円、11個入り)を、「パティスリー白亜館」(東区)は、西尾産の抹茶、きなこと黒豆と黒糖、ユズ、ゴマなど5種類の味が楽しめる手まりをモチーフにした「トリュフジャポネ」(1,365円、5個入り)を、それぞれ用意する。
併せて、6ブランド2個ずつを3段のボックスに詰めたセレクションボックス「JAPON」も販売。「春夏」「秋冬」の2種類(各5,250円)で、パッケージデザインは、建築家でサロン・デュ・ショコラのオーガナイザーであるフランソワ・ジャンテさん、浮世絵に現代的な要素を加えた作風の絵師・石川摩澄さんが、それぞれ手がけた。
そのほか、同フロアエレベーター横に、参加ブランドが手がけたチョコレートで作ったオブジェを展示。盆栽のような葉(茶色)と石を表現した作品や、扇子状のチョコレートに浮世絵師・安藤広重の作品を模したもの、「春夏秋冬」と漢字をキャンパスにチョコレートで描いたものを並べる。
営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。今月14日まで。