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名駅のオーダーメード靴店に夏向け商品並ぶ-「かかとのない」紳士靴も

店長の鈴木さん(左)と、「リボンミュール」を手にした弟子の黒木(くろぎ)さん

店長の鈴木さん(左)と、「リボンミュール」を手にした弟子の黒木(くろぎ)さん

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 靴職人が手がけるオーダーメード靴店「シューズボナンザ」(名古屋市西区名駅2、TEL 052-564-5900)に7月から、夏向けの商品が並び始めた。

かかと部分がない前から見るとフォーマルな紳士靴

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 「ものづくりの街」西区に2009年5月にオープンした同店。店内には工房を併設し、紳士靴をメーンにし、昨年末からはレディス商品も手掛け始めた。「2年店を続けてきて、夏は特に紳士物の靴が動かないことがわかった。何か新しいものを提案していかなければと思ったことが夏向け靴製作のきっかけ」と店長の鈴木さん。

 革の代わりにキャンパス地を使った「キャンパスモデル」が登場。生地のカラーはブラウン、カーキなど落ち着いた色のほか、ピンク、ブルー、エンジなど12色。カジュアルな「外羽タイプ」(3万2,000円)は、「軽く通気性も良く、裏ばりもしっかりさせている」という。靴ひもを通す穴に取り付ける金具「ハト目」も、ゴールド、シルバー、アンティークのほか、青、赤、白などのカラーも用意。「キャンパス地との組み合わせでいろいろなイメージができる。差し色で赤を一つだけ使うなどもでき、少しの違いで楽しむのはオーダーメードならでは」と鈴木さん。キャンパス地と革を組み合わせた「ローファータイプ」(3万3,000円)もそろえる。全て既存の木型から修正が必要な場合は別途料金が必要。

 フォーマルな「内羽タイプ」の、かかと部分がない紳士靴も登場。オーダーメードスーツ店からの依頼で「スーツの試着時にスムーズに履け、さらに紳士靴の見た目を持っている靴」を作ったことをきっかけに商品化した。「初めて作った形の靴。オフィスで楽に履くことができ、急な来客にも対応でき、前から見るとフォーマルな靴」と鈴木さん。「使うシーンが想像できる方は面白いと言ってくれるが、そうでない方は苦笑い(笑)。短パンに合わせるのもいいのでは」とも。料金は2万3,000円~。型紙の修正がある場合は20%増し。レディス商品は「リボンミュール」(1万6,000円)などをそろえる。

 鈴木さんは「同じものを作っていても意味がない。目先を変えて提案していきたい」と意気込む。

 営業時間は、火曜~金曜=13時~20時、土曜・日曜=10時~18時。月曜定休。

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