名古屋鉄道(名駅1)は、環境に優しい鉄道をアピールするため「エコムーブマーク」を制定し、6月下旬より同マーク入り定期券を導入する。
同マークは、6月の環境月間取り組みの一つとして同社が独自に制定したもので、鉄道事業と環境の調和をイメージさせる「電車と地球」がデザインされたシンボルマークと、環境に優しい移動・行動を訴えるメッセージ「電車で、ECO MOVE。」で構成されている。
同社は、マークを定期券やポスター、新聞広告などにも使用し、車利用と比較して環境に優しい移動手段である鉄道を利用する事が地球温暖化防止に効果がある事などをアピールしていくという。同マークを券面に導入した定期券は、名鉄名古屋駅と金山駅で発行を開始し、その後名鉄各駅でも発行する予定。
名古屋鉄道広報の壁谷さんは、「鉄道利用者には、定期券の同マークを毎日目にする事で環境保護を身近に感じてもらい、環境に優しい鉄道を意識しながら利用してほしい」と話している。
また同社本社では、昨年7月より「クールビズ」を導入しており、今年は6月1日~9月30日まで「室内設定温度28度、ノー上着、ノーネクタイ」を実施しているほか、オアシス21(東桜1)で開催された「中部エコライフ・フェア2006」にブース出展するなど、今後も環境問題に対する取り組みを積極的に行っていくという。