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新大門商店街に紅茶専門店がプレオープン 世界の紅茶が気軽に楽しめる場所に

「Teapick」の店先に立つ田中耕平さん

「Teapick」の店先に立つ田中耕平さん

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 紅茶専門店「Teapick(ティーピック)」(名古屋市中村区名楽町1)が5月3日、地下鉄中村区役所駅から徒歩10分の新大門商店街にプレオープンした。本格オープンは8月を予定。

紅茶専門店「Teapick」外観

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 同店の田中耕平さんと青山祥さんは、学生時代からの10年来の仲。カフェを開くことを目標に経験を積み、2020年からは東区にある「カフェバー Lit」の立ち上げ・運営などに携わってきた。オーナーの田中さんは「もっと紅茶を、もっと日常に」をコンセプトに紅茶のオンライン販売を続け、「紅茶と食事を気軽に楽しめる場所」として今回の実店舗の開業に至ったという。

 「大学生の頃から紅茶が好き。紅茶専門店でとてもおいしい茶葉に出合って感動したことが、紅茶に熱中するきっかけになった」と振り返る田中さん。「実店舗の開業を考えていたとき、空き店舗を紹介してもらった。以前は居酒屋だった物件。黄色の外観が特徴的だったので、塗り替えをしながらも外壁の色にはかつての面影を残した」と話す。

 店頭では、スリランカ、インド、ネパールなどのさまざまな茶園の紅茶をポットで提供する。実店舗でのみ取り扱う「Teapickハウスブレンド」(600円)はスリランカの茶葉を使い、「奥深い香りと余韻の甘みが特徴」だという。ティーインストラクターやメディカルハーブの資格を持つ田中さん。紅茶のブレンドについては「茶葉の大小によって適切な抽出時間が違うため、同じ大きさの茶葉をそろえるなど味のバランスを考えている」と説明する。今後はほうじ茶や和紅茶も提供予定。

 「紅茶に合う」という2種類のパニーニも用意。「メルティボロネーゼ」(600円)は「ゴロゴロとした肉のボロネーゼソースとチェダーチーズの味わいが『Teapickハウスブレンド』にぴったり」、「モッツァレラとトマト」(600円)は「あっさりしていて食べやすく、個人的に好みな味でお薦め」(田中さん)。「新玉ねぎとほうれん草とベーコンのキッシュ」(700円)、「キャロットラペ」(300円)、「豚肉のリエット(バゲット付き)」(500円)などのフードメニューのほか、自家製のスイーツメニューも取りそろえる。

 「昼はランチ、夜は紅茶を使ったアルコールドリンクの提供など、今後は時間帯ごとに楽しめる工夫もしたい」と言い、6月ごろには昼のランチ営業、6~7月ごろには夜の営業を始める予定。「プレオープン期間中に提供しているメニューのうち、パニーニやキッシュはランチメニューとして、キャロットラペや豚肉のリエットなどは酒に合う一品として、ゆくゆくは時間帯に合わせてメニューを展開予定」と田中さん。

 現在の営業時間は13時~19時。土曜・日曜・祝日の不定期営業。営業日や時間の変更はインスタグラムで知らせる。

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