大ナゴヤ大学は4月21日、名古屋駅近くの「アサヒビアレストラン スーパードライ名古屋」(名古屋市中村区名駅南1)でアサヒビールとコラボしたベルギービールをテーマにした授業を開いた。
同企画は、今月26日~30日に久屋大通公園久屋広場で開催される「ベルギービールウィークエンド」がきっかけ。「ベルギービールウィークエンド」は、ベルギーで毎年数万人が参加して開催される国民的なビールの祭典。2010年に海外初進出の東京で、2011年に東京・大阪で開催され、今年は初開催の名古屋を含めた3都市で開催する。
授業当日は、日本ベルギービール・プロフェッショナル協会の代表理事で、名古屋で100年以上続く酒販店の店主でもある三輪一記さんをゲストに迎え、ベルギービールの歴史や魅力を紹介するほか、タイプの違う5種類のビールの試飲会を開いた。
ベルギービールには1000以上の銘柄があり、その多種多様な味わいが魅力。色や味わいによって「ホワイト」や「ゴールド」「スウィート・サワー」「フルーツ」などのタイプがあり、TPOに合わせ飲み分けるほか、料理酒としても使われることもあるという。温度によって味わいが変化し、熟成するのも楽しみの一つ。「ベルギービールを切り口に、お酒にはいろいろな味わいがあることを広めたい」と三輪さん。
「授業」の中では参加者がベルギービールを飲みたくなるようなキャッチコピーを考え、発表する企画も。授業に参加した須之内さん(30代男性)は「ベルギービールの歴史や中身を知ることができて、より身近になった」。数年前からベルギービールを飲み始めたというラムさん(30代女性)は「今まで知らなかったベルギービールの楽しみ方を知ることができた。名古屋でも手頃に楽しめる店が増えれば」と期待を寄せていた。
名古屋での「ベルギービールウィークエンド」初開催について、授業を協働企画した同社中部統括本部の南さんは「名古屋にはベルギービールの専門店が少ないので、この機会にぜひ広めていきたい。日本ではピルスナータイプのビールが主流だが、ビールにはいろいろな種類や楽しみ方がある。ベルギービールを皮切りに、ビールの総需要が増えれば」とも。