ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)10階催会場で5月17日、カメラ・写真の企画「カメラ女子文化祭」が始まった。
これまで、アウトドアの「山ガール」、ランニングの「ガールズラン」など、デパート離れしている若い層の来店客に向け、若者の間で流行のテーマを取り入れた企画を展開してきた同店。今回は、「カメラ女子」「写ガール」と言われるカメラ・撮影に興味を持つ若い女性をメーンターゲットにした企画を開催。「6~7年前から雑誌などでも写真を趣味にする女性の企画が増えカメラ人口も増えている。今ではスマートフォンの普及やカメラアプリの充実もあり、撮影や加工が身近なものになった」と同店広報担当者。
会場には、職人が手作りする商品を扱うショップを中心にセレクトしたという12店が出店。革素材を使ったストラップやケースなどを扱う、雑誌掲載などで人気の高い「Acru(アクリュ)」(大阪市中央区)、ジーンズのすそ上げのハギレを利用したバッグやポーチを扱う「on and on」(兵庫県尼崎市)、麻ひもの風合いを生かし手芸職人が手作りしたストラップなどの「児島商店」(福岡県志免町)など。「ストラップなどのアクセサリーは女性にとってファッションの一部」であることから、会場にはスタンドミラーを多く設置する。
カメラのアマノの新業態店「memini(メミニー)」では、オリジナル雑貨の販売のほか、イメージが選べるデジタル写真のプリントコーナーも設置。移動式の写真館「りす写真館」は、モノクロフィルムでの撮影を会場で実施。利用者自身でシャッターを押し、写真の仕上げは職人による手作業(4カット5,000円、後日郵送)で対応。「ロモグラフィー」では、同社のフィルムカメラ「LOMO LC-A+」を使ったインスタント写真の撮影体験も行う。
板チョコやメガネの形をしたトイカメラや中古のフィルムカメラ、ポラロイドカメラも販売。「少しぼやけた感じに映るトイカメラに人気が集まり、それをきっかけに写真好きになった人も多い。デジカメ利用者も増えたが、フィルムカメラの良さに戻ってくる人も多い」という。
会場内のステージでは、カメラマンや作家、カメラショップから講師を招き、連日イベントを開催。参加自由。ワークショップでは、写真術やアルバム作り、写真の飾り方などを学べる企画を行う。一部は有料で事前予約が必要。詳細はホームページで確認できる。
営業開始は10時~20時(最終日は17時まで)。今月22日まで。