名古屋モード学園(名古屋市中村区名駅4)の学生が現在、「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」に出品される作品をイメージして、名古屋駅前のシンボル的存在であるナナちゃん人形の衣装をデザインする企画が進んでいる。
4月26日から愛知県美術館で開催される「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」。3月15日(12時)に1次審査を通過した作品が同展の公式フェイスブックページで発表され、フェイスブックユーザーによる2次審査が始まる。
同コンテストは、同展と名古屋モード学園、ナナちゃん人形のコラボ企画。告知ポスターなどに使われ同展の注目作品となっている、ルノワールが舞台女優を描いた「ジャンヌ・サマリーの肖像」がデザインのテーマだ。同校の学生たちは、同展パンフレットなどを参考に、絵画そのものからイメージを膨らませたり、絵画が作られた時代について調べたりしながら、各自でデザインを完成させた。
1次審査を通過した全60点は、同展の公式サイトと公式フェイスブックページで発表され、フェイスブックユーザーによる投票で最終審査に進む30点が決まる。2次審査はフェイスブックユーザーなら誰でも参加可能で、フェイスブックページに「いいね!」を押すと投票できる。「学生ならではの自由な発想でさまざまなデザインが出ている。見ているだけで楽しくなるのでは」と主催社の展覧会担当者。投票は3月25日12時まで、結果は3月下旬に発表される。
グランプリ・準グランプリ・佳作などが決まる最終審査の結果は、4月上旬に発表予定。グランプリを受賞した作品は、そのデザイン画を元にした衣装が実際に制作され、2013年5月1日~14日の2週間、ナナちゃんが「着用」する。「コンテストをきっかけに展覧会を多くの人に知ってもらえれば」と主催社の展覧会担当者は期待を込める。