削りたてのかつお節などを扱う「節 わたなべ」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-581-2050)が柳橋中央市場内の名古屋綜合市場にオープンして3カ月がたった。オープン日は4月1日。
もともと老舗のかつお節店で働いていたという店主の渡辺さん。もっと納得のいく商品を扱いたいと独立を決意した。
店先にはかつお節を削る機械を置き、店内にはかつお節の香りが漂う。メーンで扱う商品は枕崎産の本枯節。「削りたては香りと味が違う。削り方で味も変わる」と渡辺さん。価格は100グラム500円~。「100グラムで普通の料理店が1日で使う量のだしが取れるので、一般家庭であれば相当な量」。使い道に応じて、削り節の種類、削る厚さなどを提案する。
削った状態の袋詰め商品やだしパックも販売。「宗田かつお 中厚削り」(500グラム=1,100円)、「サバうす削り」(同=1,300円)、「むろあじ・さば混合だしパック」(50グラム20パック=1,500円)など。そのほか、無添加のつゆ「漆黒の滴」(200ミリリットル=500円)、「琥珀(こはく)の滴」(同=580円)などの調味料、「喜界島ごま油」(2,800円)、「奄美大島まめみそ」(500グラム=450円)などの商品も並べる。
利用客はプロの料理人と一般が半々。飲食店は和食のほか、洋食、中華と料理の垣根を超えて幅広いという。
営業時間は5時~10時。