名駅近くの映画館109シネマズ名古屋(名古屋市中村区平池町4、TEL 052-541-3109)で10月1日、映画「R100」の上映会が行われ、松本人志監督が登壇した。
同作品は人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんの映画監督第4弾。謎のSMクラブに入会してしまった男が体験する想像を超える異様な世界を描くエンターテインメント作品。出演者は、主演の大森南朋さんをはじめ、大地真央さん、寺島しのぶさん、渡部篤郎さんなど。
都内有名家具店に勤務する片山(大森さん)は、気の迷いから謎のクラブ「ボンデージ」に入会してしまう。その日からさまざまなタイプの女王様が片山の日常生活の中に突然現れ、これまで味わったことのない世界へ連れていく。しかし、プレーの内容はエスカレートしていき、女性たちは職場や家庭にも現れるようになる。
松本さんは上映後の登場予定だったが、急きょ上映前にも登壇。満員の来場者に向けて「普段、きしめんやみそ煮込みなど、おいしいものを食べさせてもらっているので、お返しに今日は映画を持ってきた。『僕にかかると映画はこうなるんじゃい』というところを見ていただけたら」と話した後、上映が始まった。
上映終了後は再び松本さんが登壇。放送作家の倉本美津留さんを交えてティーチインを開催。来場者の質問に答え、キャスト選び、オリジナル作品を撮る理由、撮影時のエピソードや映画作りへの思いなどを披露した。名古屋が公開前の最後のティーチイン上映会ということもあり、10人近くの質問に丁寧に対応。質問者の中には東京から連続で見に来た人や、松本さんの下で働きたいと志願する人なども。終始、笑いの絶えないティーチインとなった。
最後に、松本さんは「質問できなかった人、いい足りなかった人。僕はツイッターもやっているので、そちらにつぶやいてくれたら。今回のティーチインはすごく楽しかった。これからもことあるごとに来たい」と話し、拍手の中、会場を後にした。
10月5日から109シネマズ名古屋ほかで全国ロードショー。