名古屋モード学園(名古屋市中村区名駅4)の学生が名古屋綜合市場(名駅4)で働く人のワークウエアをデザインし、12月5日に同校でお披露目ファッションショーが行われた。
同校と同社のコラボ企画は今回が13回目。これまでに、同社のマスコットキャラクター「そーごちゃん」や年末装飾などのデザインをコンテスト形式で行ってきた。
今回は、ファッション学科の2~4年生が参加。集まった158作品の中から、同社の伊藤彰社長が審査し決定した上位3位までの受賞作品を会場で発表した。グランプリに輝いたのは飯田明里さん。「得意ではないワークウエアのデザインだったが、受賞できてうれしい。これをきっかけに苦手分野にも挑戦したい」と意気込みを新たにした。伊藤社長は「選ばれなかった人は、悔しい思いや残念な気持ちをバネに、チャンスにして、これから日本を代表してモード界を引っ張っていってほしい」と学生にエールを送った。
当日は市場で働く人らがモデルとなり、受賞作品のサンプルをお披露目。パック詰めの卵、漬物、削り節、かまぼこなど、それぞれの販売商品を手にポーズを決めるユニークな演出も。「そーごちゃん」もランウエーを歩き、会場を盛り上げた。
グランプリ作品は商品化され、今後実際に使われる。