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円頓寺の喫茶店「西アサヒ」が改装へ-ゲストハウス備えインバウンドにも対応

「カフェレストラン&ゲストハウス 西アサヒ」を担う、(左から)田尾さん、伊熊さん、シェフの村山さん

「カフェレストラン&ゲストハウス 西アサヒ」を担う、(左から)田尾さん、伊熊さん、シェフの村山さん

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 一昨年秋ごろから休業していた円頓寺商店街の喫茶店「西アサヒ」が、「カフェレストラン&ゲストハウス 西アサヒ」(名古屋市西区那古野1)として改装オープンする。1月10日から改装工事が始まり、オープンは4月1日を予定。

「Nishiasahi」ロゴ入りのコーヒーカップ

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 運営するのはインバウンド観光を手掛けるツーリズムデザイナーズ(名古屋市緑区)で、同商店街振興組合と連携体を組み、同商店街の「那古野下町衆」「ナゴノダナバンク」と連携してオープンに向け準備を進めている。本事業は中部経済産業局の商店街等を基盤として地域経済の持続的発展を支援する「地域商業自立促進事業」の補助事業として実施される。

 「西アサヒのある那古野エリアは名古屋駅からも近く、江戸時代の蔵や石垣が残る四間道や寺など風情ある場所。商店街もあり暮らしている人もいるので日常に触れられる」と社長の田尾大介さん。

 1階は、「世界を旅してきた」というシェフの村山さんが腕を振るうカフェレストラン。オリジナルブレンドのコーヒーやカレーのほか、西アサヒの代表メニュー「タマゴサンド」は、味を覚えている地元の人の協力を得て再現しメニューに取り入れる。夜はスパイスにこだわったエスニック料理を中心としたメニューを用意する。「地元のお客さんにもゆっくりくつろげる場として使ってほしい。イベントスペースとしても活用する」。

 2階は、ベッド10台と4人まで宿泊できる個室の和室1部屋用意。シャワールーム2部屋、トイレ、ダイニングキッチン、リビング、乾燥機設置の洗濯場を設ける。

 フロントでは宿泊やツアープログラムの受け付けのほか、商店街をはじめとした名古屋・中部の情報発信ができるようにする。「古き良き西アサヒの姿と、今までなかったものをミックスする感覚」(田尾さん)。

 「外国人が泊まる宿という考えではなく、国内外の旅行者と地域の人々が文化を通じて交流する場。暮らすように滞在してほしい」。人が出入りすることで商店街としても地域の活性化も図る。七夕まつりや円頓寺パリ祭など地域のイベント開催時の本部として活用したり、特別な宿泊企画を作ったり、振興組合と積極的に連携を図っていく。「来街者をもてなしたいという気持ちで豊かな心になる。旅と街づくりは深く関係していると考える」とも。

 宿泊料金は、1泊1人3,000円程度を予定。

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