名古屋市交通局が8月30日、高畑駅と藤が丘駅を結ぶ名古屋市営地下鉄東山線を走る「5000形」車両の引退記念イベントを開催する。
1980(昭和55)年7月1日の営業運転開始から35年間、名古屋駅、栄駅など主要な駅をつなぎ走り続けてきた同車両。すでに運行している新しい車両「N1000形」が走る中、5000形車両は現在、1編成のみを運行しているという。
イベント当日は、地下鉄高畑車庫で記念式典の後、高畑駅と藤が丘駅(片道1運行)までノンストップで走行する5000形車両に乗ることができる。5分間隔で運行している東山線の通常ダイヤの合間を縫って走らせる特別列車で、これがラストランとなるという。走行時間は約40分。車内では電車に関するクイズイベントなどを実施する。
参加には往復ハガキでの応募が必要で、募集人数は120人。応募者多数の場合は抽選。応募方法は名古屋市交通局のホームページで確認できる。受付期間は7月31日まで(当日消印有効)。
今月14日からは、唯一走っている5000形車両の前と側面にステッカーで装飾するほか、車内にピスター掲示などをし、引退記念の装飾をして運行する。