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青柳総本家がアスリート向け「ういろう」発売へ マラソンでのういろう配布経て

「塩しろ」と「塩さくら」を詰め合わせた「青柳ういろうforアスリート」

「塩しろ」と「塩さくら」を詰め合わせた「青柳ういろうforアスリート」

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 名古屋の銘菓の一つ「青柳ういろう」などを製造・販売する青柳総本家(本社=名古屋市守山区)は3月11日、新商品「青柳ういろうforアスリート」を発売する。

マラソンランナーに配られる薄型のういろう

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 5回目の開催で3月13日に本番を迎える「名古屋ウィメンズマラソン」に同社は1回目の開催から毎年、コース上のエイドステーションでランナーのエネルギー補給のため、薄型にしたういろうを配布してきた。10年ほど前にトライアスロン参加者からういろうの注文を受け、スポーツシーンでの需要を知るきっかけになったという。

 「1年目は『マラソンにういろう?』と違和感があったようだが、30キロを過ぎた地点で食べるういろうは疲れた体に特においしく感じるようだ」と同社の後藤知成さん。2年目以降は、「このういろうエイドを目標に頑張って走ってきた」「ういろうってこんなにおいしかったの?」という声も上がっているという。「スポーツとういろうの意外な親和性が少しずつ定着してきているように思う。地元の大きなマラソンイベントを盛り上げ、さらに楽しんでいただくための社会貢献としても、名古屋のういろうのPRとしても、大変やりがいと意義のある活動だと感じている」とも。

 新商品「青柳ういろうforアスリート」は、「珠美の塩」(沖縄県・久米島産)を使い、「塩しろ」と「塩さくら」(1枚=30グラム)が各2枚セットされている。主原料は米粉(愛知県産コシヒカリ)で、主成分の炭水化物が効率的にエネルギーに代わり、おなかにたまることから空腹感を緩和でき、低脂質の和菓子で胃腸への負担が少ない。形状も薄型ミニサイズで携帯しやすく常温保存できるなどの利点がある。

 後藤さんは「ほかのエネルギー補助食品と比べ、生菓子であるういろうは日持ちが短く拡販は難しいが、『知る人ぞ知る名古屋の楽しいエネルギー補給食品』としてスポーツイベント時の特設販売や、通販などでお届けしたい。スポーツの楽しさを、お菓子でさらに少し楽しくすることに貢献できたら」と意気込む。

 価格は380円(税別)。賞味期限は製造から20日間。ナゴヤドームで3月11日~13日に開かれる「名古屋ウィメンズマラソン」のランナーをサポートし盛り上げるイベント「マラソン EXPO」のブースで販売する。同日より1週間程度、大須本店、守山直営店、名駅の地下街・エスカ直営店でも販売し、その後オンラインショップで販売予定。

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